表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ここまで、一区切り。

作者: カレル


誰かが言いました

「あなたは天才だ、他と違う」


私は言いました

「当然です」


誰かが言いました

「あなたみたいな人は嫌いだ」


私は言いました

「別に好きになんてならなくていい」


誰かが言いました

「あなたの才能は素晴らしい」


私は言いました

「まだまだ、もっと」


誰かが言いました

「いつも凄いあなたの事が好きでした」


私は言えませんでした

「いつかまた一緒に・・・!」


誰かが言いました

「お前は本当にまだガキだな」


私は言いました

「ごめんなさい、ごめんなさい」


誰かが言いました

「あなたの事、すごく好きになりました」


私は言いました

「私も、好きになりたいの」


誰かが言いました

「やっぱり、あなたはすごいですよ」


私は言いました

「もちろん」


誰かが言いました

「あなたの顔は2度とみたくない」


私は言いました

「もう、そろそろかな」



誰も、何も言わなくなりました。

私も、少しずつ、何も言わなくなります。


それでも、ここまで進んだ道のりが

途中でふらっと消えないように

次のバス停まではゆきます、


頑張って、

一区切りまでの最後の力を振り絞るのです、

また、誰かに褒められるように。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ