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ダブルキャスト  作者: 背徳の魔王
第一章
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規格外の金持ちと規格外の異世界の神2



ラバーゼスに案内されながら、


ホテルリザイアのエントランスを抜けると、


各施設が、豪奢な扉毎に分けられているのが分かる。


丁度レンが向かう受付を済ませた男女が、扉の一つに立ち止まり、何やらを側に立っていた黒服に見せていた。


どうやらレストランに繋がるエレベーターがあるようで、二人は愉しげに腕を組み、エレベーターに乗っていた。


英語『あれはA国のテロリストに、C国のスパイだな』


英語『なるほど…………』


意味は分からなかったが、普通の男女では無いことは分かった。


『こんなとこまで来て、レストランを使うわけないか………』


男女は仲良さげにしていた、まるで普通のカップルのように。エレベーターの扉が閉まり、エレベーターが降りてくのを見ながら、


だいたいこのホテルリザイアの仕組みが分かってきた。




無論そのまま施設に繋がる。エレベーターが、誰でも使えるって事はない。



受け付けにて、一見の者は身体検査、検疫を受けさせられ、ようやく紹介状を確認してからになるようだ。


案内図があって、カジノ、ディスコ、レストランのビギナースペースと書かれてるのサービスを受けるVIカードが、発行されるようだ。


英語『お前さんが持ってきた。例の物を確認したい』


ラバーゼスの他、ある一定の力量を感じさせる兵士か、元は兵士だったか分からないが、あの携帯武器を脇下に下げてるのが見てとれた。


レンは、手を受付カウンターにかざすと。木目も美しい宝石箱を幾つか取り出した。


英語『なっ………、何もないところから荷物が現れた!?』


おや?、魔力は薄いが、裏の世界には一応魔法使いはいると思ってたのだが?、


まあいいか、詐欺と詐称の従属悪霊神【ゴバール】

のギフト【話術】でどうとでもなるな。


英語『…………おや、魔法を知らないのか?、我々の組織だと、わりとその手の能力者は、一般的だったのだが…………』


レンが不思議そうに疑問を投げ掛ける。


ラバーゼスは顔をひきつらせながらも、何とか表情を保つ。しかし二人の保安にたずさわる男達は、顔を見合わせていた。


英語『………それは、マジックではないのか?』


英語『………ああ~、見せ掛けのテクニックの奴とは別の、本物の魔法だな、裏の世界にはわりと魔法使いの組織もあるのだが………、その分だと俺が初めてか?』


英語『………失礼、噂だけしか知らなかったものでね………』


あまり信じてないような感じだ。


英語『構わないよ。俺は魔法使いだが、どちらかと言うと商人寄りでね。代々我がファミリーは、広大なブドウ畑でワインナリーを経営している傍ら、裏の宝石の鉱山を幾つか所有していたんだ。物が特殊な物が多くて、表には出せない曰く品も所有しているよ』


ラバーゼスは、ぎょっと目を剥いた。見かけは好青年と侮っていたこともあった。


少しならず後悔していた。


英語『それで………』


伺うような顔をする。何が言いたいかが分かる。


英語『流石に、今日曰く品は持ってこないよ』


それもそうかと安堵の吐息を吐いた。ラバーゼスもあくまでも知識として、その手の能力者が居るとは。知ってはいたが、ホテルリザイアに滞在は無かったので、それが本当だったとは知らなかった。


本物の魔法使いと名乗られたが、疑惑は残る。


やはりマジシャンのイメージが強すぎるのだ。


裏の世界に長くいたので、曰く品の噂は、流れていたし主も幾つか所有していたので、知っていた。


何処と無くほっと溜め息を吐いた。


英語『………ゴホン。開けても?』


英語『構わないよ。罠は外してあるから』


さっきまで、罠が仕掛けれていたと聞いて、保安の片割れが、手を伸ばしたのを慌てて引っ込めた。


英語『あっ、本当に大丈夫なんだよな?』


英語『勿論大丈夫さ』


やや躊躇いながら、一番小さな宝石箱を開けた。


英語『………………………………』


はっきり息を飲む保安の二人、


英語『こっちは、一番小さな宝石が入ってる物だな。わりと人気の売り筋だ。隣の大きなのが、中くらいのと大きなのでかなり高価だ。六芒星ペンたグラムが書いてあるのが、魔法が込められたアイテムだな』


今度こそ、ラバーゼスはフリーズする。


英語『これで小ぶりだと………』


それにチラリ、六芒星の描かれた宝石箱を見た。


英語『見る分には構わないよ。魔法アイテムは僕の作品でね。多少訓練すればあんた達でも使える。切り札になるよ。ただ高いがね』


さもありなん、保安の二人は唾を飲み込み。大きな宝石箱を開けて、惚けたように見詰め、思わず感嘆の溜め息を吐いていた。


英語『ミスター…………』


英語『失礼ファミリーネームは語らないが、レンと呼ばれている』


英語『………ミスターレン、見たところ、問題は無いようです。これほど素晴らしい品を見れたこと。心より感謝致します。私は、ホテルリザイアの支配人を任されております。ラバーゼスと申します。お客様パスを発行致します。ただ此方は、24時間が過ぎますと失効致しますので、ご了承下さい』


英語『承知した。ミスターラバーゼス感謝する。次は普通の客として来たいね』


英語『是非ともお待ちしております』


ラバーゼスが一礼すると、目配せを保安の男達に送る。男達が頷き、保安から荷物を運びいれる人員として付いてくるようだ。


(まさかホテルの支配人直々にお出迎えとはな………)


英語『この先はオーナーやVIP、一国の首相クラスしか入れない。特別室に通じております。現在お客様の中でもほんの数名のみ、我がホテルリザイアのオーナーと謁見が叶います。しかしお客様のように初見は、初めてになりますので、このように厳重な対応とさせて頂いておりましたこと。お詫び致します』


英語『承知しましたよ』


それだけ告げると、後は無言で、



《従業員専用出入口》



を抜けると、ホテルリザイアの大きさが分かる。


影と陰謀の従属悪霊神【ヒアリス】のギフト【気配察知】


を使うと、此方を伺う10人の人間と、虫に見られてる感じがして、


悪戯と空間の邪精霊王【ナバリアス】のギフト【空間認識】を使うと、監視カメラって言うのの【鑑定】して、位置を確認した。


英語『私は、個々までになります』


両開きの扉の前で、ラバーゼスは立ち止まる。


英語『お客様の商売が上手く行きますよお祈り致します。この先から警備係が、オーナの部屋まで案内致しますので』


英語『そうでしたか、ミスターラバーゼス、案内感謝する』


ラバーゼスは、深々と一礼すると踵を返して、もと来た通路を戻って行った。


英語『オーナの部屋は、此方のエレベーターを使わなければ向かうことが出来ない、どうぞ此方へ』


オーナの部屋に向かうため豪奢なエレベーターに乗った。



英語『ほ~、これは凄いな』


エレベーターが動き出して直ぐ様。レンが思わず感嘆の声を上げていた。



ちょうど入り口とは反対側が、ガラス張りになっていて、ホテルリザイアの施設を、エレベーターの中から、一望できる展望台エレベーターとなっていたようだ。


英語『そうだろ、我が、ホテルリザイアでは、人間の欲望が剥き出しになっている場所でな。ここらも見える。あのひときわ明かりがある場所こそ闘技場だ!』


『コロシアム?……コロッセオか』


レンの疑問は警備係に聞こえず無視された。


英語『彼処ではな、毎日劣等者が、破滅と勝者を産み出しているんだぜ。我々の資金源でもある』


鼻息も荒い、まさかオーナーの警備係が、ほの暗い欲望を目に灯しながら、此方に話しかけてくるとは思わなかったが………。


英語『コロシアムか、それは楽しそうな場所だね』


レンがわざと興味があると伝えるや、嫌らしい笑みを深めた。


英語『………支配人から聞いてるが、オーナーに宝石を売りたいようだな。商売が成立したらで構わん、闘技場に行けるよう手配しようか?』


ニヤリ、欲望に眼が眩んだ者特有の濁った目を血走らせていた。本人は不敵に笑ってるようだが。レンから見れば粗野な傭兵にしか見えなかった。


他の警備係、保安の二人は、何か言いたそうな顔をしていた。この男は問題を起こしてるようだ。


英語『そうだな。実に面白そうだ、お前に頼もうか………』


レンが答えるや、獲物を見付けたと歓喜にうち震えた。肉食獣のような獰猛さを滲み出させるが、その目には、欲望に満ちた暗い笑みを深めていた。


韓国語『鴨がきたな、愚か者が………精々俺のために、金を吐き出せよ』


まさか韓国語を理解してるとは思っておらず。ニヤニヤ嫌な笑みを浮かべていた。


(動物に集る。ダニのような顔だ)


レンは密かに笑ってしまう。







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