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ここから俺と娘の人生は始まった。この娘は俺に魂を奪われる運命を確定し、俺はと言えば………何も言うまい。ここで言うまでも無く、全て書き記されているのだから。

俺は別にこの時、何か目的が有った訳でも無く、魂を渇望していたわけでも無い。

何となく暇だったからという理由で適当に召喚に応じた。

その所為で俺はこの先の悪魔生に屈辱の汚点を残す羽目になってしまった。

クソ、何でこんな目に俺は有ってるんだ⁉

クソ!

己の阿保さに反吐が出る。

俺は最凶の悪魔『デモニス』。


悪魔が恐れる悪魔だ。


人間を破滅に陥れる最悪の存在だ。


だが…





「悪魔様!お願いします!」

「合わせろ娘!」

『契約者よ 汝のしもべを受け入れよ 汝は我に近づき魔人と化し 我は汝に近付き魔人と化す 魂は一つとなりて 我らは我となる』



少女と悪魔の存在が重なり、一つになる。


体のラインを露わにする黒い布が少女を包み、簡素なエプロンが現れる。








水着エプロンの少女がそこに居た。









俺は今、聖女の手伝いをさせられていた。


 本来の悪魔の有るべき形は、聖女を魔法や策謀で絶望させて、その魂を黒く染め上げておのれの傀儡にして故郷や祖国に破壊の限りを尽くさせ、ある程度壊した所で正気に敢えて戻し、自分が何をやったか悟り、絶望をさせた後で魂を奪う。

 それが最も愉しいやり方だ…………が。

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