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召喚オンリーで異世界征服  作者: 眼鏡 二世
第一章:異世界によばれました
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登録とイベント

「いい、名前を思い付いた。」

「名前付けて貰えるんですか!?

やった、一回名前付けてみて欲しかったんですよね~。」

「ミレイ。それがお前の名前だ。」

その瞬間、二人をオーラのような物が包み込む。それは二人の間を通り抜け、去って行った。

「ミレイ?あまり聞かない名前ですね、それ。」

いや、気になったのそっちかい!と突っ込みたくなったが、忍耐が肝心。何とか自前のメンタルで耐えきった。

すごいな、俺のメンタル。

「俺が元いたところの、名前さ。

センチメンタルな気分になっちまったかな…」

「ほほう、成る程。ご主人の好きだった人ですか。」

「いやいや、全然違うよ!?」

「と言って、本音の所は…?」

「違うって言ってんだろ。」

「隠さなくていいんだよ。ほら、言いふらさないから、言ってみなさい。」

「いい加減やかましい。召喚主権限使うぞ。」

ようやく黙った。

さて、本音のところでは、もう一度冒険者ギルドに行きたい。

いくらなんでも門前払いはないと思う。

「なぁ、冒険者ギルドに…」

「よし、行くか。」

…即決すぎるだろ……



この前と同じ道を通り、冒険者ギルドを目指す。

どうやら記憶力は多少よくなっているようだ。

これで前世に戻れば、テストの点が…

黒歴史がよみがえってくる。

恐怖である。


そんな下らないことをしている内に、ギルドに着いた。

実は今回、非常に楽しみにしている事がある。

いわゆる不良キャラに、「てめぇ何やってんだ、アァ!?」とか、中途半端なランクのキャラに「ベテランがみっちり冒険者のルールってやつを教えてやらぁ!」とかいうイベントを待ち望んでいるのだ。


「あぁ、また来てしまったのね。」

これは最初の職員仏頂面美人だ。

「ええ、また来ました。

ギルドに登録を、よろしくお願いします。」

「前にも言った通り、あなたは現地にでれば即死…

あぁ、成る程。あなたの隣にいるのがあなたの最終兵器って訳ね。

いいわ、あなたのギルドへの登録を許可します。

そこの石版に触れて。」

石版に触れた瞬間、体の中を何かが走り回ったような感覚があった。何か覚えのある感覚だ。


そうか。これは…魔力だ。


そんなこんなで出来たらしい。

「これがあなたのギルドカードよ。いまはまだFランク。

依頼を受ける事によってランクは上がって行くわ。

じゃあ…死なないでね。」

こうして、雨宮は、冒険者になった。


周りからの注目は浴びている。

そう、イベントが来る予感は十分にあるのだ。

しかし…来ない。

冒険者ギルドを出たが、やはり来ない。

「なぁ、何で俺の元に他の冒険者来ないんだろ?」

「冒険者とは元来、そのように人にはあまり絡まないのではないのでしょうか?」

成る程、前世の知識と実際の異世界には差があるようだ。


実は、ミレイが原因で声をかけられなかったことを、彼らは知らない。

雑魚は強者を見つければ、そこには近づかない物である。


「せっかくだし、近くの森に散歩にでも行く?」

「賛成賛成。とっととこんな窮屈な所を出よう。そうしよう。」

吸血姫、かなり鬱憤がたまっていたようです…。


せっかくなので、守衛から情報の入手タイム。

「…銅貨2枚だ。」

まさかの金を要求して来やがった。しかも200円も。

仕方ないので払うと、

「…近々、タックルブルの群れが来る。

一頭一頭はDランク程の強さだが、群れると10匹でB+ランクほどにもなる。精々気をつけろ。」

これは、かなり重要な情報だ。そんな物には巻き込まれたくない。


「ありがとう。」

「気をつけろ、小僧。

森が荒れている。何か、嵐がくるぞ。」

そんな忠告を、僕は半ば流して聞いていた。





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