表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
学園奇譚  作者: MilkLover
5/8

紙芝居屋と僕(欠)

最終章に入ります。理由は、めんどくさいから。

「もういい、やめてくれ。沢山だ」

 僕は叫んだ。

「どうして」

「僕はこんな『転』は望まない。もっと普通の『転』機が欲しいんだ」

 紙芝居屋は笑った。お面の下の顔は見えないままでも、紙芝居屋が笑ったのだとわかる。

「君はそんなに『(けっ)』したいのかい?」

「違う!」

 僕は『欠』したくないだけだ。『結』したいのではない。

僕が欲しいのは本当に『転』なのか?

「そうか、だから君には光って見えたんだね」

 紙芝居屋はその狐の面を外した。

 顔がない。

 そこにはただの丸い“闇”があるだけだった。

「僕には真っ黒に見えるんだ、この舞台」

 紙芝居屋は笑っている……。

 闇が、ゆがんで、ひずんで、うごめいて。

「だから見せてあげるよ」

 ―――鬼障天欠きしょうてんけつの物語を。


これから始まる物語は『転』の物語だ。それまで平平凡凡な生活を送ってきた彼(?)の『転』の話だ。学校という空間、閉ざされた世界の中で彼は何を見るのだろうか。変化なき日常に何を望むのだろうか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ