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夏生詩集2

問いかけ

作者: 夏生

私に出来ることはありますか


笑顔の消えた母に問うた

心の中で


母は自分で考え決める人

私は母に話を聞いてもらう

ばかりで

頼るばかりで


母が背負うものを

私は背負えないのは

わかっていて


大丈夫よ、なんて

言ってしまった


母は

大丈夫よね、大丈夫よ

と、私ではなく自分自身に

大丈夫を押し込んでいた


あなたはあなたで

頑張って生きなさい


母は笑顔を浮かべていた

ふくらみの消えた身体に

母の浮かべた笑顔は

不似合いに見えた


母の笑顔から涙がこぼれ落ちた


私は私で頑張って生きます

それくらいしか出来なくて

ごめんなさい









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