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第五話 関係は容易で、なのに複雑で

 かえってきました!!

はい!いつも通り駄作中の駄作です!

時間は経っても才能はそのままでしたっ(TムT)



 それでは何とか第五話です><

読んでくださると本当に・・・本当に嬉しいですっd(;w;)b

「安曇!遊ぼうぜ!!」


声変わり前の少し高めの悠馬の声が、私の名を呼ぶ。

心臓が、一回ドクンと跳ねた。


 「うん!今行くね!」


そう言って地面を蹴って、悠馬の元へ掛けていく。

そして私の方へ向かって伸ばされた悠馬の手を摑もうとした、その時だった。


 「悠馬!」


・・高くて、綺麗で、可愛い声。

・・・そう、媛の声だ・・。


 「おう、媛!一緒に遊ばねぇ?」


 「うん!いいの?!」


 「ああ、勿論!さ、行こうぜ!」


そう言って私に伸ばしていた右手を媛の方へ向ける悠馬。

そして、その手を嬉し恥ずかしそうな様子で受け取る媛。

それを呆然と見ている、私・・。


 「嫌だよ、悠馬。私の方に手を伸ばして。・・伸ばして欲しいよ。」


喉元まで出掛かったその声を、言葉を、思いを、私は飲み込んで、無理矢理に作った笑顔で二人の後ろを追いかけっていった。


 ……


 ピピピピピピピピピピピ・・・・


 ・・けたたましい目覚ましの音でハッと我に返る。

目を開けると見慣れた天井が薄暗い部屋の中でぼんやりと視界に入ってきた。


 「・・・え、えと、私・・」


一瞬、何が何だか分からなくなって辺りを見渡す。

・・ああ、そうか、夢か・・・。

少し経ってからそう思い、とりあえず息を吐く。

気が付けばパジャマが何と無しにじっとりと濡れていた。


 「・・やば・・凄い汗・・」


いそいそと立ち上がり、着替えを持ってお風呂へ行く。


 ・・一回シャワーを浴びると、さっきまでぼんやりしていた頭が少しずつサッパリしてきた。


 (・・・そうだ。昨日、私、媛の好きな人を知ったんだ…)


お風呂から出て、制服に着替えている途中で、私は心の中でそう呟いた。


 (…何でこうなんのかなぁ……もう最悪…)


もう一度、溜め息を吐いてから、私はリビングへ向かった。


 ・・・時刻は午前5時28分。

今日は朝練の無い日なのでお母さんが起きてくる気配は無い。

電気をつけずにそのまま椅子に腰を掛けると、私は適当に盛ったご飯にふりかけをかけて黙々と食べ始めた。


 (・・今頃、悠馬は爆睡してるんだろうな…)


ふと、悠馬の寝ている姿が浮かび、クスリと笑みが漏れる。

…悠馬。 …好きな人。

私の、好きな人…。

媛なんかには渡したくない、大切な人…。


(・・・でも、まさか媛の好きな人が悠馬だったなんて・・・。・・まあ、でも、当たり前といえば当たり前だよね…。あんな男子普通いないし…。)


 …また、悠馬の姿が脳裏に浮かんでくる。

軽く剃った茶色目の髪の毛に、こんがりと焼けた小麦色の肌。

同じ様に少し茶色がかった瞳に形のいい鼻と唇。

少しがっしりとした体格に、割と小柄な体格。だけど、高校になったらグンと伸びてもっと格好良くなるだろうな、と思う。


 (…きっと、媛意外にも悠馬の事すきな人なんてたくさんいるんだろうな…)


悠馬の姿を想像して緩んだ頬が急に硬くなる。

いやだな、と思う。

悠馬の事が好きな女子がいる事で、悠馬は魅力がたくさんあるんだから当たり前だと思う反面、やっぱり誰もこの魅力に気づいて欲しくないと願ってしまう。

自分でも、自分が嫌いだ。

わかってる。

でも、どうしようもない…。


 ……


ふいに媛の姿が浮かんだ。悠馬の事を考えると芋蔓式いもづるしきに媛の事が思い浮かんでしまう。

まぁ、何故かというのはもうすぐ分かると思う。


 ・・長くて綺麗な黒髪がよく似合うぱっちりとした二重の瞳に、これまた形のいい鼻とピンクの唇。

照れるとすぐに赤くなって、それもまた可愛くて、何より性格も外見から想像できる通りに、優しくて、大人しく、まさに大和撫子、という感じだ。

…でも、私は媛が嫌いだ。

可愛くて、優しくて、何でもできる。

そんな媛が、大嫌いだ。

完璧すぎる媛が嫌い。

可愛い過ぎる媛が嫌い。

優しすぎる媛が嫌い。大嫌い。

優しくしないで。

甘えてこないで。

頼りにしないで。

…信用しないで。


 (媛という女の子が)


私は嫌いだ。

苦手だ。

大嫌いだ。


                                            

私は、ふっと「あの日」の事を思い出して、その気持ちを更に改めた。

 ……そう、私は「あの日」、悠馬の好きな人を知った。・・いや知ってしまった。


思い出したくないのに、忘れたいのに、忘れられない、「あの日」を私はまだ、鮮明に覚えている。


 (…嫌だな、思い出したくないな・・・。)


…そんな気持ちとは裏腹に、私の記憶はすでに、中学一年生の頃へ戻っていた。







 ーーー……・・それは、中学一年生の頃。まだ夏の暑さが残る、9月6日の事だった。


 …ひえ~~~って感じの駄文ですいまそん(--;)

話が唐突的に変わってしまい、本当に自分の才能の無さを痛感します・・(T-T)


 …それから、次回は「あの日」についてです!><

もしも次回も読んでやってもいい、というお方がいらっしゃれば号泣ですd(;w;)b


 ・・・それでは、ここまで読んで下さり本当にありがとうございましたっ!!

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