第四話 晴れない気持ち
昨日に続き、またまた更新いたしました!
・・こんなに連続で更新したのは未だかつて無かったので、正直自分でも驚いています!(おい)
・・それでは、暇潰しとして読んでいって下さると、とっっても嬉しいです!!><
「媛~?朝よ~?!起きなさ~い!」
・・・目をさませば、私はベットの中に居た。
起き上がりたいけど、頭が痛い。
目も腫れぼったい感じだし、何より今日は学校に行きたくない。
・・お母さんの声はだんだんと大きくなっていく。
でも私は根っこが生えたみたいにベットから起き上がれなかった、・・・いや、起き上がりたくなかった。
・・暫くそのままでいると、お母さんが階段を上ってくる音が聞こえた。
普段なかなか起きないなんて事無いから、心配しているのだろう。
「・・入るわよ?」
ノックと共に聞こえるお母さんの声。
うん、と小さく答えるのも聞かない内にドアの開く音がした。
「・・大丈夫?具合悪いの?」
ベットに潜り込んでいる私を見てお母さんが心配そうに尋ねる。
「・・・うん、ちょっと今日調子悪いみたい・・。学校お休みしても、いいかな・・?」
そう言うとお母さんは「いいわよ、すぐ連絡するからそのまま寝てなさいね。」と言ってまた下に戻っていった。
私はまた布団にもぐって、ぎゅっと顔を埋めた。
・・少し時間が経ってから、また階段を上る音が聞こえてくる。
そして今度はノックも無しにお母さんが部屋に入ってきた。
「・・媛、今日、安曇ちゃんもお休みするって。・・風邪が流行ってるのかしらね?悠馬君もひかないといいけど・・。」
・・安曇の名前を聞いて、ビクリと体が揺れる。
・・何故か泣きそうになった。
お母さんがドアを閉める音を待って、私は布団をギュゥ、と強く握り締めた。
・・・安曇も、休んだんだ・・。
・・そう思うと、また胸がモヤモヤした。
何だか嫌な感じ。
・・胸の中に広がる不快感。それが何なのか、私さえも分からない。
・・ただ、行き場の無い不安と苛立ち・・。
・・昨日もこんな風になった気がする。
・・・瞳から雫を落としてみたけど、昨日みたいにこのモヤモヤを忘れる事は出来なかった。
・・・本当に何なんだろう、この気持ち・・。
・・嫉妬でも無くて、恐怖でも無くて、不安といえば不安。・・でも、何が不安なのか、それが分からない。
・・こんな風に考えていたら、モヤモヤはまた大きくなるし、嫌な気持ちになるし、自分でもどうしようもできなくて、またイライラする。
・・昨日、好きな人教えるの止めておけばよかったな・・、そんな後悔の渦が、私に押し寄せてくる。
怖い。嫌だ。こんなどうしようも無い気持ちに、イライラする、どうしようもないから、モヤモヤする、なのに、忘れる事は出来ない。
「・・意味わかんない・・・。」
そう、ポツリと呟いて、私は布団にスッポリと身を埋めた。
初めて体験する何とも言えない思いに、頭がついていけなかった。
・・考えれば考えるほど深く、沈んでしまう。
・・・安曇は、今どう思っているんだろう・・・。
・・私みたいになっているのか、それとも全然違う事を考えているのか。
・・そんな事、考えた事も無かったから、分からない。
小さい頃から、一緒にいるのが当たり前だった、だから何かあったら安曇に聞けばよかった。
・・だけど、今は聞けない。・・安曇の考えている事が、分からない。知りたい。・・なのに、知りたくない。
……
・・少しずつ、でも確かに離れていく私達の心。
・・運命の歯車が、ちょっとだけ動きだした様に感じた。
・・ど、どうだったでしょうか・・?(どきどき)
・・なんていうか、刹那のキャラって女々しい?(--;)
なんて、描きながら思いました、うじうじ悩んでいるケースが多いんですよね、共感してもらえるといいんですが・・(′・3・`)ノ
・・それでは、ここまで読んで下さり、本当に本当に有難うございました!!