【 登場人物紹介 】
■主人公
佐倉 陽葵
私立星華学園一年C組。
「背景」に徹して平穏に過ごすことを目標としている女子生徒。
実は喜怒哀楽が豊かでドジな性格だが、学園ではその本性を隠している。
叔母の志乃が入院したことをきっかけに、叔父の営む喫茶『琥珀』の手伝いを申し出るが、中間試験が終わるまで「バイト禁止」を言い渡されている。
■四人の王子様(学園の有名人)
如月 奏
一年。国民的アイドルのセンター。
常に完璧な偶像を演じているが、内面は激しく摩耗している。
誰にも邪魔されない場所を求め、放課後の路地裏を彷徨う。
一ノ瀬 蓮
一年C組。全国模試トップを独走する秀才。
文学と静寂を愛し、難解な海外文学を嗜む。
自分だけの思索に耽ることができる『琥珀』の空間を高く評価している。
橘 駆
一年。野球部のエースで甲子園候補。
誠司とは中学時代からの顔見知り。誠司の趣味が高校野球であることから、マウンドでの孤独や重圧を理解してくれる数少ない理解者として慕っている。
千ヶ崎 響
一年。世界的な天才ピアニスト。
クラシックの「正解」を求められる日々に疲れ、志乃が愛したジャズが流れる『琥珀』に救いを求めている。志乃から贈られた「青いカップ」が宝物。
■喫茶『琥珀』
佐倉 誠司
陽葵の叔父で『琥珀』の店主。
不器用で不愛想だが、珈琲の腕は一流。無類の高校野球好き。
入院中の妻・志乃との約束を守り、陽葵に学業優先を強いる厳しさと優しさを持つ。
佐倉 志乃
誠司の妻であり、陽葵の恩師(叔母)。
現在は療養中のため店には不在だが、彼女が遺した言葉や好みは店内の至る所に息づいており、王子様たちを今もなお精神的に支えている。
■学園関係者
三浦 翔太
一年C組。陽葵の隣の席。
チャラい帰宅部だが、鋭い観察眼を持ち、陽葵の「背景」設定を面白がっている。
長谷川先生
一年C組担任。
「鉄の女」の異名を持つ厳格な教師。生徒の特別扱いを許さない。




