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67.野良猫には戻れない


誰かのものになるなんて

ないだろうと思ってました


本気で誰かを愛するっていうのも

無理だと思ってました


傷つきたくないから

傷つけたくないから

失うのはごめんだから



深く深く

誰かを愛することほど

誰かに愛されるほど

辛いことはないと思ってました



身軽なのがいい


いつでも

その居場所を捨てられるくらいの

関係がいいと思ってました



だけれど



今は違います

もう私は野良猫には戻れない


温かい体温も

甘やかされることも

許すことも

許されることも

知ってしまったから


危険を知りながらも

私はそれを手放せない


もう野良猫には戻れない




なんであなたを好きになったのだろう

なんでこんなにもこんなにも

あなたでいっぱいになったのだろう


理由をかき集めて

差し出したら

あなたは笑ってくれるかな


どうしたら

どうしたら

私の心のなか

全部全部

見せられるの


運命も永遠も

信じていなかった

恐ろしいほどリアリスト

今では夢みてる

いつもいつも

隣にあなたがいる

そんな甘い甘いリアルを




なんであなたは私を好きなのだろう

なんでこんなにもこんなにも

小さい情けない私を好きになったのだろう


理由をかき集めて

差し出されても

私は上手く笑えないかもしれない


どうしたら

どうしたら

あなたの心のなか

全部全部

幸せにできるの


右手と左手は

きちんとつないでおいて

嘘はつかないと約束して

私以外の女の子とは

ただの友達でいて

いつもいつも

隣に私をおいてね

嫌になったらちゃんと言ってね



あなたとずっと笑っていたいだけ

あなたとこれからも幸せになりたいだけ

これは全部全部

私のわがまま

野良猫に戻れくなった私のわがまま



右手と左手は

きちんとつないでおいて

私の膝はあなた専用

おかえりもただいまも

私があなたに言うの

いつもいつも

隣に私をおいてね

喧嘩は時々にしようね







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