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56.春色 桜色

桜が咲きはじめていて

春らしい詩を書きたくなりました


優しい色


春色


桜色






桜の花はまだ咲かない

ふくらんだ蕾がうずいてる

だから

いつか見た桜色

あの日見た桜色

思い出して花を咲かせる



夢から覚めれば

寝ぼけ眼で一人を再確認

片付け終わらない荷物と目が合ったとき

からっぽの冷蔵庫が少しうなった


やわらかい風がふけば

ふわり春の匂い

不安と寂しさでざわつく心と向き合うのは

君の声を聞いてからにしよう

きっと きっと

そんなもの忘れてしまうから





桜の花はもう咲くだろう

ふくらんだ蕾の声を聞く

だけど

いつか見た桜色

あの日見た桜色

覚えてる?と私は呟きかえす



想いを辿れば

ぽっと燈る温もりに

指折り数える君に会えるまで

単純なの、それくらい



やわらかい風がふけば

ふわり春の匂い

切ないと愛しいでせめぎあう心と向き合うのは

君の声を聞いてからにしよう

きっと きっと

愛しいで溢れてしまうから




歩いて 一歩 二歩

桜散る中で

歩いて 三歩 四歩

君に届け

君に続け




やわらかい風がふけば

ふわり春の匂い

愛しいと愛しいでいっぱいになってしまったなら

君の声を聞きに行こう

きっと きっと

私の声は春色をしているよ

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