41/73
41.晴れた昼下がりの黒
勝手だなぁ、君は
あたしに何を期待してたの
そんなもの持ってないって言ったのに
どんな幻想抱いてたの
触らないでよ
近寄らないでよ
勝手に期待して
勝手に裏切られたような
気にならないでよ
私は何で
心砕かれなきゃいけないの
君は何でそんな目で私を見るの
何が欲しかったの
疑問は空しく消えていった
どうでもいい、という気持ちの果てに
ゴミ箱に投げ捨てられた
勝手だなぁ、君たちは
巻き込んでおいて
被害者面ができるなんて滑稽だね
君たちの前の顔はもう思い出せない
見ないでよ
話しかけないでよ
勝手に巻き込んで
勝手に傷ついたような
気にならないでよ
私は何で
心砕かれなきゃいけないの
君たちは何で私をかまうの
どうせ見捨てるくせに
厄介者はいつの間にか姿を消す
どうでもいい、という人ごみの中に
カテゴライズされて