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40.独り


独りになりたくて仕方がない日があります


すんごい寂しがり屋のくせに苦笑




優しさも気遣いも温もりも信頼も

吐き気がするくらい

苦しくなるときがあって

なんですかね、これ


世界を拒絶してるのか

世界に嫌われたいだけなのか


考えたってよくわからないままで


ただ


独りだったら

もっと楽だったのかなと



誰かと一緒だからこそ

得られる感情や温もりその他もろもろと

引き換えにして失うものと


独りだからこそ

得られる安定や静寂と

引き換えにして失うものは


どちらが多いのかなーなんて


天秤にかけることじゃないのですけどね



言葉が刺さって刺さって

心に穴がたくさんあいて

そのまま

壊れてしまったらいいのに



なんて


言ったら



どんな顔されるんだろうな




きっとね

君の願いを叶えてあげられない

きっとね

君のことを裏切ってしまうよ

だからね

そんな顔して笑わないで


どうか

僕を嫌っておくれ



誰かといると不安になるなんて

どうかしてる

親密が苦手

優しいが苦しい

そのくせ傷つきたくないなんて

本当どうかしてる



きっとね

君の心のように僕はきれいじゃない

きっとね

君の前から姿を消すことになるよ

だからね

そんなに優しくしないで


どうか

僕を忘れておくれ



独りでいると安心できるのは

泣けるからだろう

冬が好き

冷たい朝の空気

春よりも世界が拒絶してくれる

本当どうかしてる



何も知りたくないな

君のことも知りたくない

寂しいとか、悲しいとか

忘れられたら

誰のことも傷つけないで

独りになれるのにな


胸を張って

独りになれるのにな


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