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35.おかしな話


絶望していた世界に

光が差すのはいつだって君といるとき



出会いというのは

まるで奇跡で


奇跡なんて言葉で

片付けたくはないですが


それでもやはり

すごいことには変わりなくて


私自身


とても出会いには恵まれているな、と思います


出会ってなかったら

私はきっと



こうしていることもなかっただろうなと

胸をはっていえてしまうから









今夜は君とよく聴いたあの曲と

一緒に眠ることにしようかな

心細い気持が

どこかにいってしまえばいいな



どこにでもいそうな私と

どこにでもいそうな君が

出会って知りあって恋をした

ただそれだけのことなのに



面白いほど退屈ではなくて

好きで 好きで

苦しくて 切なくて

どれだけの感情を

教えてもらったんだろう




会いたくて切なくてとうとう

君の声が聞こえた気がした

溢れだした

涙になって愛に変わって



登場人物を数えたら

たった一人の私と君

巡り合って辿り着いたら

手をつないで次は誰に会いに行こうか



嘆いた弱音は数知れず

傷つけて 痛みを知って

ただただ抱きしめた

どれだけの時間を

あと君と生きられるだろう




始まりが来るように

終わりが来てしまうなら

期待なんかするんじゃなかった

いつも絶望して

泣いていた方がよかった


なんて思っていたよ

裸足で一人で立っていたから


笑ってしまうほどに

見限っていた世界で

君と出会えたから

私はまだここにいて

何かを望んでいたりする



おかしな話だ、本当に



ねぇ


君はどう思う






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