28.なりたいもの
来世はできたら人間以外で、と思うことがあります
動物は
言語はなくても
超音波だったり鳴き声で
コミュニケーションをとることができますし
何より
人間ほど
複雑で面倒な心は
持ち合わせていないでしょう
本能のままに生きる、というのでしょうか
眠いから眠る
食べたいから食べる
といったように
素直ですよね
生き残るため
子孫を残すため
毎日きちんと生きていく動物をみると
心が清らかになります
ただ
私は
やはり誰かを愛したいので
どうしようもなく
理論づけられないような
そんな気持ちで
誰かを愛したいので
そうしたら
やっぱり
人間に生まれてくるしかないのかなと
思ってしまいます苦笑
それは
複雑で面倒な心をもっているからこそ
できることなんですよね、きっと
孤独になりたいと願う人も
寂しくて仕方がない人も
誰からも必要とされていないと嘆く人も
痛みでしか自己存在を感じられない人も
生きている意味がわからないという人も
きっと
人間らしい人間なんだと思います
きちんと
心をもっているから
痛みも弱さもわかっている人だから
そんな風に思うのだと思います
弱いことは悪いことじゃないです
悪いのは弱いことを責めて
余計に自分に優しくなれないことです
言いたいことが何だったか
もはやわからなくなってしまいましたが
そんなこんなで28番目の詩です笑
孤独になりたい
寂しがり屋の心は
寂しくならないように
そんなことを願った
傷つくのも悩むのも
もうたくさんだ、と
だって
だって
みんなの中
自分の存在証明証
それがなければ
とてもとても生きにくい
なんて、笑える話
一生かかっても手に入るか
わかりやしないのに
生まれ変わったら
人間以外に
なれますように
そんなことを願った
生きる意味を探すのは
もうたくさんだ、と
だって
だって
望んで
生まれてきたわけじゃない
気がついたら
この世に生きていたんだもの
なんて、悲しい話
生きたくても生きられない人も
今命を失くした人だっているのにね
生きてるよ
呼吸をしてる
だけど
とても苦しくて
涙が出るのは
どういうことなんだろう
誰か教えてくれませんか
手を握ってくれませんか
少しだけ抱きしめてくれませんか
私の名前を呼んではくれませんか
そうしたら
明日は朝日の眩しさにも
人に埋もれてしまうような錯覚にも
心ない荒んだ見えない誰かにも
立ち向かえる気がするから
誰かを心から
想えるような気がするから