表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/73

27.宇宙人

宇宙人に会いました。とても怖かったです。足が震えて、だけど私がまだ人が好きだから逃げることができました。




寂しくて泣けるから

怖くて泣けるから

まだ大丈夫だって思えた

一人じゃないなって思えた

だけど

それもやっぱり苦しくて


よくわからなくて

つのった苛立ちは

傷ついた方が楽だよと教えてくれた



諦めようかと思ったけど

君のこと思い出して

だから

目の前の宇宙人から逃げ出せた

きっと

相手の目にも

私は地球外生命体に見えたんだろうけれど



優しさじゃない

温かさでもない

ただの押し付け

ただの押し売り



力まかせにとんでもないものを

渡されるところだった

まだ

足が震えることを知った



そして



人間が嫌いだと思った



こんなにも

愛しいと想える人間だって

私にはいるのに




神様は優しくない、ちっとも


生きにくい、とても

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ