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24.Dear Friend


友達に贈る詩です。


何があっても生きていてよかったと思うわけです。







それはあなたを蝕んでいくのね


ゆっくりと


だけど


確実に



ねぇ

それってどういう気持ち?


悲しい

苦しい

寂しい


私には

きっとわからないね


だって


私は


あなたより健康だもの



だから


私はあなたのことはわからない


だから


私はあなたに同情なんかしない


だから


私はあなたの前で泣いたりしない


ただ

ただ


あなたのそばにいよう



なんでもないみたいに

あなたの壊れそうな弱音をきこう


くだらない話ばかりして

いつもみたいに

しょうがないなぁ、と怒ってもらおう



あぁ、でも


あなたはあなたでなくなるね



だけどさ



普通ってもともと有り得ないから


あなたがあなたじゃなくなっても


それが

今は異常でも

いずれは

それが

普通になる


慣れるんじゃないよ


あなたが

少し形を変えるだけ



少なくとも

私の目にはそう映る




あなたが

死ななくてよかった


生きていてくれてよかった



私は嬉しくて嬉しくて

あなたを抱きしめる



あなたの手を繋ぐ

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