21.突発的な心
題名の通り、突発的にできたものです。なんですかね、優しさとか、心配とか、気遣いとか、そういうものに上手く反応できないんですよね。拒絶反応ではないんですけど苦笑)世渡り下手です、きっと。みんなにわかってもらいたいわけではないから、私は今もこうやって生きてるし、生活してるし、学校にも通って、なんとなくふらふらできているのだと思います。人付合いがもう少し上手くなれればいいな、と思ったりもするのですが、一人でもいい、自分をわかってくれる人がいるなら、それは何千倍とか、それくらいの心強さにかわるので。贅沢は言いたくないし、言いたくもない。今だって十分に幸せだって思えるように。
屁理屈並べてみたら
自分の寂しさに気付いた
だけど
素直にもなれない
だから
結局のところ
強がって
笑ってみせて
手を振る
大丈夫、と
何度も口にして
頑張れ、と
何度も言われた
そのうち
私は酸素に逃げられて
浮きあがれない
沈んでいく身体
もういっそこのままでもいいか
歪んだ視界の先に
上手いように太陽が笑う
それが
優しさだということも
心配や気遣いだということも
わかっていたよ
わかっていたよ
それでも
私は何もできない
酸素には逃げられたままで
手足は冷たいままで
走り出した裸足で あの道を
声を枯らして泣いた あの日も
嘘を重ねて積み上げた 壁も
全て崩れて
小さな欠片になった
私はその欠片を
拾い集めては歩く 歩く
色とりどり
散りばめられた日々
ハッピーエンドに期待している
そんなこと言ったら
笑われてしまうかな
遠ざけて
遠ざかった
近づく術など
もちあわせてもいないのに