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13.正当防衛

必要とされないことは、居場所が見つからないことは、しんどいですね。だっていてもいなくても同じっていうことだから。辛すぎて、辛すぎて消えてしまうことを選ぶなら、それは正当防衛になるのだろうか、と考えてるうちにこの詩ができました。叩かれるわけでも、襲われるわけでもないけど、心が死ぬほどに泣いていたら、それは、正当に自分を守る手段として成り立つのでしょうか。




どうすれば

わかってもらえましたか


どこまで

頑張ればいいですか


うずくまって泣いた

誰にも気づかれないように



涙を見せると怒られた

弱虫だ、と 泣き虫だ、と


だから


できるだけ良い子に

できるだけ優しい子に

思いやり溢れる子に


必要としてもらえるなら

なんだって頑張れる気がしてた



どうしたら

あたしもそこに行けますか


どれだけ

頑張ればいいですか


かけよって後ずさった

居場所がないことくらいわかってた



行き場のない気持ち

それでも笑っていれば

そばにいられると思ってた


ねぇ


あたしはここにいて

同じように息をして

同じように泣いたり笑ったりできるのに


それだけじゃダメですか

正当防衛が許されるなら

あたしは今すぐ

空へ逃げるのに






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