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またいじゅなんきょく  作者: ぴかんだー
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ばんごはんの空気が重すぎる件について

あの夜のことは、今でも忘れられない。

というか、忘れられるわけがない。


だって、いえすが言ったんだよ?

「この中に、わたしをうらぎる人がいるんだよ」

って。


パンちぎりながら。

ぶどう酒注ぎながら。

めっちゃ普通のテンションで。


いやいやいや、そんなこと言われたら、こっちはじゃないけど止まるって。


しかも、ゆだのやつ、目を逸らすし。

空気、凍るし。

おれ、胃がキリキリするし。


……あ、そうだ。

自己紹介、まだだったね。


おれはぺてろ。

いえすの弟子のひとりで、まあ、いろいろあって今こうして語ってるわけだけど、

この話、最後まで聞いてくれると嬉しい。


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