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酔って幼馴染とやっちゃいました。すごく気持ち良かったのでそのままなし崩しで付き合います。…ヤンデレ?なにそれ?  作者: 下菊みこと


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久しぶりの出社

久しぶりの出勤にドキドキする。取り敢えず部署では一番乗りだったらしく、簡単な掃除などをしておいて仕事の準備を始める。


すると割と厳しいタイプの御局様として影で有名な冬木先輩が出勤してきた。


「おはようございます!長くお休みを頂いてしまって申し訳ありませんでした。これ、よかったら」


今日の朝少し早めに出て買っておいた差し入れを渡す。もちろん部署の人数分しっかり確保してある。


「あら、ありがとう。怪我の具合はもういいの?色々聞いたわ。怖かったでしょう。気持ちの面は大丈夫なの?もしサポートが必要ならちゃんと周りに言うのよ」


「…!はい、ありがとうございます!」


優しいお言葉を頂いて、胸が熱くなる。


「貴女は良く働いてくれるし、後輩の面倒見も良いし。頼りにしているのよ。だからこそ無茶はダメだからね」


「はい…!」


「貴女がいなかった間は、あの子がすごく良く頑張っていたわ。無理をしているのが分かるくらいには。でも、あまりにも必死な様子だから声を掛けてあげられなくてね。貴女こそ大変だとは思うけれど、労ってあげて」


「里奈ちゃん…はい、本当に色々ありがとうございます」


色々言われることも多い冬木先輩だが、こういう後輩へのケアが凄い。さすが年長者。こういうところをたくさん見習っていきたい。


その後次々と人が出社して、一人一人に長期的に休んだことをお詫びして差し入れを渡す。ほとんどの人が労いの言葉をくれたり心配してくれた。


中にはちょこっとお小言をもらうこともあったが、そうしたら冬木先輩が飛んできて守ってくれて…逆に叱り飛ばしていたので有難いやら申し訳ないやら…。


「ゆめちゃん先輩っ」


「おはよう、里奈ちゃん」


もちろん里奈ちゃんも出勤してくる。里奈ちゃんは普段は出勤するのが早い子なので、それを見ても相当疲れが溜まっているのはわかる。


「はい、里奈ちゃんにもこれ」


「わあ、美味しそう!ありがとうございます!」


「里奈ちゃん、頑張ってくれてありがとうね」


「え?」


「今日からまた私も頑張るから、もう無理はし過ぎないでね」


私がそう言うと、コクコクと頷く里奈ちゃん。無理をさせないように私も見張っていよう。












その後仕事をきっちりこなしつつ、里奈ちゃんがキャパオーバーにならないよう適度にコーヒーとかを持って行ったりして一日が終わった。


やはり里奈ちゃんは少し頑張りすぎる癖がついてしまったように思うのでしばらくは根を詰め過ぎないように気にしていようと思う。


でも里奈ちゃんはすごく良い子だから、しばらくすれば、また自分のペースを取り戻せると思う。私のせいでごめんね…!でも頑張り過ぎないことを頑張って、里奈ちゃん…!

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