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酔って幼馴染とやっちゃいました。すごく気持ち良かったのでそのままなし崩しで付き合います。…ヤンデレ?なにそれ?  作者: 下菊みこと


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ヤンデレの解説

「り、里奈ちゃん」


「…お、怒りましたか?」


「いや…ヤンデレって、なに?」


私がそう言えば、里奈ちゃんはガーンとショックを受けた顔をした。


「ゆめちゃん先輩、ヤンデレをご存じない!?いや、私みたいなオタクならともかくゆめちゃん先輩には縁がないか…」


「有名なの?」


「んー…メジャーかマイナーか、オタクの私にはイマイチ判別つきません…オタク界隈なら間違いなくメジャー…ですかね」


「ほお」


「…ゆめちゃん先輩!解説していいですか!」


常に流行に乗り遅れる私なので、新しい知識が増えるのはありがたい。


「お願いします里奈ちゃん先輩!」


「はっ!?確かにヤンデレの知識に関しては私が先輩っ…ゆめちゃん先輩の、先輩っ!」


なんだか感激した様子の里奈ちゃん。可愛いなぁ。


「ええっと、ヤンデレとは「病み」「デレデレ」を繋げた言葉ですね」


「それでヤンデレかぁ…なるほど、続けて」


「ヤンデレは、相手への気持ちが大きすぎるあまり暴走してしまうのが特徴です」


「…ふむふむ」


なるほど、その定義ならたしかに夏希はある意味ヤンデレかなぁ。夏希って、私が貶されるとブチ切れるし。


「それで、暴走し過ぎると行き過ぎた嫉妬やそれによるキツい束縛。下手をすると監禁や軟禁、場合によっては相手を傷つける場合もあって…!」


「あ、じゃあ夏希は大丈夫かも」


「え?」


「夏希は絶対私を傷つけないからね」


絶対の信頼がある。夏希は私を傷つけない。


「そ、そうなんですか?よかったぁ。ごめんなさい、ゆめちゃん先輩。変なこと言っちゃって」


「ううん、心配してくれてありがとうね」


「えへへ」


「でもそうだなぁ。里奈ちゃんは私の可愛い後輩で、大事なお友達だからいつか夏希に紹介したいなぁ」


「…っ!ゆめちゃん先輩ー!大好きですー!」


こんなに懐かれたら、そりゃあ可愛いってもんですよ。夏希と同じ熱量を感じるんだよなぁ。


「あ、そろそろ休憩終わりですね!午後も頑張っていきましょー!」


「ふふ、張り切り過ぎてミスしないようにねー」


「むむ!気をつけます!」


素直で可愛いところが里奈ちゃんの良いところ。一度言ったことは覚えてくれるし、教え甲斐もある。


「…あ」


「どうしました?ゆめちゃん先輩」


「いや、そういえば夏希大丈夫かなって思って。昨日、甘味処で変な…なんだろう、面白い女の子に絡まれて。夏希の勤め先の人だったみたいなんだけど、なんか私のこと急にバカにしてきたからって夏希がブチ切れちゃって。仕事に影響しないといいけど」


「…はぁ!?なんですかその女の子!彼氏さんキレて正解ですよ!」


「んー…」


夏希、無事だといいなぁ。

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