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酔って幼馴染とやっちゃいました。すごく気持ち良かったのでそのままなし崩しで付き合います。…ヤンデレ?なにそれ?  作者: 下菊みこと


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婚約指輪

「そっか。意識してくれて嬉しいな」


「うー…」


「そうやって僕のこと、もっと考えてよ。それで、好きになって欲しいな」


甘い笑顔でそんなことを言われて、余計に胸がムズムズした。


「も、もー。夏希の意地悪…」


「あはは、かーわいっ」


夏希には敵わないなぁ。


「そうだ、ゆめ。今日ちょっと付き合ってくれる?二時間くらい時間欲しいんだけど」


「え?いいけど」


「ありがとう。じゃあ、一緒に出かけようね」


「うん」


ということで、食事が終わったら夏希と出かけることになった。


食事後、夏希と食器を洗って片付けた。そして洗濯機の中の洗濯物をさくっと干すと、おしゃれをして夏希と出かける。


「どこに行くの?」


「まだ秘密」


ニコニコの夏希に流されて、たどり着いた先は。


「宝飾店…?」


「うん、婚約指輪買おう」


「え」


「サイズ直しとか刻印とかするとさ、一ヶ月くらいかかるでしょ?」


「いや、刻印とかしなくてもいいよ?」


私がそう言えば、きょとんとする夏希。


「…うーん、でも、ゆめとのせっかくのお揃いだしやっぱりきちんとイニシャルとか入れたいな」


「そう?」


「ゆめは嫌?」


そう聞かれてしまうと、まあ嫌ではない。


「嫌ではないけど」


「予算はあるんだ。五十万以内なら好きなのを選んでくれていいよ。もちろん結婚指輪もまた別に買うからね。重ね付け出来るやつがいいね」


「え!?高い高い高い!」


「二人の記念だし、僕が出すから気にしなくていいよ。ね」


いいのかなー。いいのかなー…。


「さあ、とりあえず入ろうか。一緒に選ぼう」


「う、うん」












「良いお買い物が出来たね。サイズ直しと刻印で結局一ヶ月かかるみたいだし、早めに来て良かったよ」


「そ、そうだねー…」


なるべく安いのを選ぼうとしたが、予算ギリギリの値段のお高い指輪で可愛いのがあって…目を惹かれてしまったのに気付かれ、結局それを買ってもらってしまった。


「両家への挨拶はいつにしようか。来年には籍を入れるなら、半年後には結納したいよね」


「え、どうせ顔見知りだし挨拶って言っても…」


「いや、結納前にちゃんと挨拶しないと。囲い込めないじゃん」


「え?」


「あ、なんでもない」


囲い込むとは…?


「…そうだ、せっかくだからあそこの甘味処でちょっと食べていこうよ」


「う、うん」


あ、流された。


「すみません、お茶とみたらし団子二人分お願いします」


「はーい」


席に座って、お茶とみたらし団子を待つ。


「…それでさ、結婚に向けての話し合いなんだけど」


「待って色々早くない?」


「来年籍入れるなら全然早くないよ」


「そうなの?」


「うん」


ここから結婚に向けての話し合いが始まった。

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