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女神ファンティへの宣言(終話)

今日はレーベン王から直の呼び出しがあった。急に一体どうしたというのだろう。わたしは玉座の前でひざまずいていた。


「グリーンを襲わせたというのは本当か?」


わたしは肩が震えた。背中から冷や汗が流れてくる。


「本当のようだな・・理由を述べてみよ」


「襲っただなんて、とんでもございません。わたしの部下がグリーン様を好きになったらしく、魔法を使用したとの事でございます。ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。よく言って聞かせますので」


「・・・今回は聞かなかったことにしておいてやるが、次は無いからそう思え。下がってよい」


「承知いたしました」


驚いた。グリーンは王にだいぶ信頼されているらしい。流石に、王を敵に回すわけにはいかない。大神官を下ろされてしまうかもしれない。それだけならいいが、断罪の可能性もあるのだ。わたしは大人しく引き下がる事にした。



*****



5年後―――。

ぼくとアリスは結婚した。ぼくは20歳になり、アリスは22歳。随分待たせてしまったな。


治療院は毎日忙しくて、あっという間に数年がたってしまった。週に一回は冒険者ギルドでの治療も続けている。


今日は近所の教会で結婚式。アリスと最初に会った、懐かしい教会で結婚式をする。

ぼくは両親が亡くなっており、アリスは身寄りが無いので少人数の集まりだ。

シルビアさんと、マリリアさん、パトリシア王女とロイド。冒険者ギルド長のラオ。他冒険者ギルドの職員の方々だ。


パトリシア王女は、ロイドさんと付き合っているらしい。

ぼくはアリスに誓いのキスをした。


「「おめでとう」」


周りの人達から祝福される。もうずっと一緒に暮らしているので、結婚式をしたからと言って何が変わるわけでもないのだけど。


「これからもよろしく」

「私もよろしくね。何だか照れ臭いわね」


真っ白なウエディングドレスを身にまとったアリスは、金色の髪が輝いて揺れて、ダークグリーンの瞳はぼくの目ををしっかりと見つめている。


「アリスってこんなに綺麗だったっけ」


ぼくは呟いていた。アリスが白い肌を赤らめていた。


「恥ずかしいなぁ・・」


いつもと場所が違うだけで、新鮮に見える。不思議な空間だ。照れたアリスも可愛い。きっとどこかで女神さまが見守ってくれているに違いない。もう何年も女神さまの夢は見ていない。きっと平和に過ごしているからだろう。


「ファンティ様有難うございます。グリーンと幸せになります」


アリスが女神像に向かって宣言した。ああ、アリスは元々シスターだったっけ。

ぼくは心の中でつぶやいた。


『ファンティ様スキルを下さって有難うございます。これからも見守っていてくださいね』


女神さまが優しく微笑んでいる気がした。




最後まで読んでいただき有難うございました。


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