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王女の訪問

「えっと、それでぼくに会いに来たのですか?」


王女様とロイドさんにお茶を出した。もう夜も遅いと言うのに、彼女は非常識な(世間の常識に王女様は当てはまらないのかもしれないが)人だと思った。


「王女様って・・世の中のことにうといのですね・・」


ぼくは、少しイラっとしていた。


「申し訳ありません・・よく言って聞かせますので・・」


ロイドさんが平謝りをしている。


「明日にして頂けないですかね・・なにぶんぼくは疲れているので」


「ああ、ごめんなさいね。そんなつもりは毛頭なかったのですけれど、貴方に無性に会いたくなってしまって居てもたってもいられなかったのです」


そっか。王女様、ぼくの事好きって言ってたっけ。でも今はどうでもいいや。ぼくは疲れ切っていて、頭が全く回らなかった。人に気を遣う余裕すらない。



「と、いう事なので申し訳ありませんが、お帰りください」


アリスが王女とロイドの背中を押して、お店の外へ出した。


「ありがとうアリス。流石に今夜は疲れたよ~」


「もう、いい加減にしてほしいわよね」


アリスも呆れた様子だ。



*****



次の日は普通に治療院の営業日。ぼくとシルビアは、怪我をしたお客様に魔法で治療をしていた。今日は人が少なくて、大変じゃなかったけれど。


休憩室には、朝から来た王女様とロイドが座っていた。奥から視線を感じるが気にしないようにしよう。


「あの・・奥の方たちは一体何者なのですか?」


シルビアがぼくに耳打ちをしてきた。


「レーベンの王女様と従者だよ」

「えええっ!」


人が少ないから良かったものの、人がいたら大騒ぎになっていただろうな。



*****



「いつまで待たせるのかしら?」

「午前中のお店が終わるまで・・と聞きましたが」


はぁ~わたくしはため息をついた。

せっかく愛しのグリーンに会いに来たというのに、相手にしてもらえないなんて。

わたくしは時間を持て余していた。いつもロイドとは一緒にいるので特に話すことも無い。ようやくグリーンがこちらに来たみたいだった。


「臨時閉店にしますね。今日だけですよ?」


「シルビアごめんね。今日は営業終わりで」


「ええええ~?仕方ないですね」


シルビアはガックリして家に帰っていった。どうやら彼女は今の仕事が楽しいらしくこの前聞いたら、休みは要らないなんて言っていた。それはそれでどうかと思うけど。


ぼくは閉店の札を出した。このまま、二階に行ってベッドで寝たい気分だ。


「それで?何の用です?ぼくは昨日から色々あって疲れているのですが・・」


「好きな人の傍にいたいと言うのが人情じゃありませんこと?」


うむむ。早く本題に入って欲しい。ぼくはため息をついた。

アリスが一言付け加える。


「彼、昨日また襲われちゃって気持ち的に疲れているんですよ。ほどほどにしてあげて下さい」


「襲われたって?誰に・・」


ロイドが食いついてきた。


「・・アリスの事を好きな大神官とかいう奴、がぼくを襲ってきたんですよ‥いい加減にしてほしい」


「大神官アース様でしょうか。直に襲ってきたのですか?」


ロイドが怖い顔をしている。


「いいや、多分手下を使って、魔法使ってきてさ。ぼくじゃなかったら、やられていたと思うよ」


「ううむ」


ロイドは考え込んでいる様子だった。


「そのような事をする人物だとは思えませんが、後で話を聞いてみるとしましょうか。これはレーベンにとっても大事な問題になると思いますので」



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