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アリスの先の事

教会の奥のキッチンテーブルで、夕食後私はグリーンとお茶を飲んでいた。私はこのゆったりとした時間が結構気に入ってたりする。


「アリス、教会の近くに良いテナントが見つかったんだ」


「ああ、えっと治療院を作るって言ってたわね」


「従業員も一人雇う事にしたんだ」


「赤い髪の女の人よね?」


見た感じ20代と言ったところだろうか。赤い髪に三つ編みで、眼鏡をかけていて・・素朴な感じの女性だった。


「計算とか出来るって言ってたし、あと回復魔法も使えるんだって」


グリーンは何だか嬉しそうだ。彼女に期待しているのかもしれない。女性と言ってもただの従業員だろうし・・大丈夫よね。



**



私は、部屋の椅子に座りぼーっとしていた。


「グリーンが教会から出て行く」

「教会の収入が減る」


グリーンのいない教会を想像してみた。何だか寂しい気がする。いや、めっちゃ寂しいかも。近くにお店を作るって言っていたから、会えないという事でも無いのだけど。


「でも、教会のお金が少なくなる・・薬草で何か作ろうかな・・」


裏の庭で採れる薬草で軟膏を作ってお店に置いてもらおうかな。教会の収入が減るのは仕方ないんだけど。考えてみるとグリーンに頼りっぱなしだったみたい。



「そういえば、アース様はお元気かしらね」


ふと思い出した。子供の頃にお世話になった、アース様。今は大出世して大神官になったらしいと聞いている。


「子供の頃、よく遊んでもらったっけ」


感覚的には優しいお兄ちゃんみたいな感じだった。子供の頃の懐かしい思い出。


私は赤ん坊の頃、教会の外に捨てられていて神父様に育てられた。大人になったら、父の様にシスターになるのが当たり前と思っていたのだけど。父は何年も前に亡くなってしまったのだ。


「いっその事、教会辞めてグリーンのお店を手伝った方が楽なのかもしれないわね。私も回復魔法使えたらなぁ。シルビアが羨ましいわ」


「はぁ~」


私は無意識にため息をついていた。欲しいと思っても魔法は得られるものでもない。今手にあるもので、生活していく他は無いのだ。人それぞれ得意不得意があるのだから。


まれに後天的にスキルを貰える人もいるみたいだけどね。さあて、これからどうしようかしら」


まぁ、頑張ってお金を作らなくても、のんびりやっていくというのもある。信者さんがあまり来ない教会はお金は無いが、それでも今までやってこれたのだ。


「少しお休みするくらいが丁度いいのかも」


頑張って、無理をする必要はないのだ。



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