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パトリシアの告白

時間は少し遡る。

ゆさゆさ。不自然な揺れでわたくしは目を覚ました。あれ?ここはどこだろう。視界は暗く遮られている。


思い出した。後ろから男の人に声をかけられて、魔法で眠らされたのだ。ということはわたくしは攫われてしまっているのかもしれない。担がれて移動しているのだろう。


ギィー


ドアの開く音が聞こえた。


眠ったふりをしておこう。わたくしは目を閉じた。


「今回は上玉の娘だ。こいつは高く売れるにちげえねえぜ」


「そうか?お前いつも同じ事言ってるな。早く見せろよ」


下に降ろされる。目を閉じていても光を感じたので出されたようだった。わたくしは床に降ろされた。


「おお~こりゃ・・どこかのお嬢様じゃねえか?お前にしてはいいもん見つけたな」


どうやら人身売買をするつもりらしい。で、でも助けに来てくれるわよね?ロイドも近くにいたはずだし・・。


それから直ぐに声が聞こえた。最近よく聞くグリーンの声だった。

音しか聞こえなかったからよく分からなかったけど、どうやら助けに来てくれたようだ。助かった。何故かロイドじゃなくて、グリーンみたいだけど。


**


わたくしは目を開けた。グリーンに抱きかかえられていたようだった。


「助けてくれたのですか・・有難うございます」


わたくしは抱きかかえられながら、グリーンの顔を見た。


「姫様が、無事で良かったです」


グリーンがホッとした表情でわたくしを見ている。ようやく危機から脱出したのだ。急に、トクンとハートの音が聞こえた。鼓動が早くなっている気がする。わたくしは何故か顔が熱くなっているみたいだった。これってもしかして・・?初めての感情に私は動揺していた。まさか・・でもそんな・・。



*****



「あの・・グリーン実は、お願いがあるのですが・・」


城に戻ってから部屋で帰り支度をしていると、パトリシアは頬を染めて何故かぼくにお願いと言ってきた。お願い?一体何をお願いされるのだろう。パトリシアはもじもじして中々話そうとしない。どうしたのだろう。


「あの、どうかしたのですか?お願いって・・」


「わ、わたくし、こんな気持ち初めてですの!グリーンさえ良ければもうしばらく・・いえ、ずっと一緒にいて欲しいのです・・・」


顔を真っ赤にして、言葉を絞り出すパトリシア。それってどういうこと?


「一緒ってどういう・・」


「わたくしは、グリーン様を好きになってしまったみたいなのです・・」


パトリシアは目を潤ませてぼくを見つめてきた。




「「えええええええええ」」


「えっ?ちょ、ちょっと待って・・」


お、王女様がぼくを好きだって??


「れ、冷静になって下さい。相手は平民ですよ?よくよくお考えになられて・・」


護衛のロイドが狼狽うろたえる。


「ロイドは黙ってて!」


王女はぴしゃりと言葉を遮った。



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