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再び来訪

数日はお城での生活が珍しくて、見るものすべてが新鮮だった。料理や、お茶も高級な物ばかりだ。ただ、する事がないので暇になってしまった。お姫様は毎日忙しいらしい。時間を見つけては話をしに来ると言っていたけど。


「せっかく王都に来たのだから、街を観光したいわ」


アリスも退屈で、ぼくの部屋に来て窓の外を見ている。遠くまで来たのだから、それもいいだろう。お城での生活も飽きてきて、そろそろ帰りたいなと思っていた矢先。


「グリーン様、お客様がお見えです」


お城のメイドが知らせに来てくれた。ぼくたちの世話をしてくれている人だ。


「お客?お城にいるのに?」


わざわざ会いに来る相手なんて見当もつかない。首都レーベンに知り合いいたっけ?

ぼくの知り合いと言えば、元いた村の人たちか今住んでいる町の人たちくらいだけど。どちらにしても距離が離れすぎているし、会いに来る理由が無い。


「グリーン!やっと会えた!門番が疑って通してくれなくてなぁ」


まさかと思ったが、叔父のギルだった。そりゃ疑われるだろう。相変わらず薄汚い恰好をして酒くさい。どう見ても胡散臭いからな。でもわざわざお城に来るなんて。


「また一体どうしたの・・」


ぼくは、床に座り込んでいる叔父を見る。相変わらず不健康そうで、顔色が悪い。


「誰?お客さん?うわっ・・」


アリスは顔をしかめて後ずさっている。まあ、当然の反応だと思う。


パタパタ・・


「グリーン!続きを聞きに来ましたわよ~」


パトリシアが走ってこの部屋にやってくるようだ。ここ数日で王女とも仲良くなり、ぼくたちは名前で呼び合うようになった。歳が近い事もあり、王女から是非名前で呼んで欲しいと頼まれたのだ。


「きゃっ!この人は?」


入口付近にいた叔父を見て、パトリシアが顔をしかめる。


「おお!いいところに姫様!俺のグリーンは何かこちらに御用があったんですかい?もしよろしければ俺とも今後も御贔屓ごひいきに・・」


叔父は両手を揉んで、さらにねっとりとした視線をパトリシアに向ける。


「もしかして、グリーンの叔父様ですの?村を追い出したという・・」


「あ、あれは誤解でして・・追い出すつもりは毛頭なく・・」


「わたくしは噓つきは大嫌いなのです!この者をひっ捕らえなさい」


近くにいた護衛が叔父の腕を掴んだ。お姫様容赦しないな。


「え?ええ?」


叔父はうろたえていた。


「そうね。しばらく牢屋に入れておきなさい。頭を冷やすといいですわ」


「「えええ・・ちょっと待ってくれ誤解だ・・誤解なんだぁ・・」」


叔父の声が城内に響いた。城の地下の牢屋に入れられるらしい。本当何しに来たんだ。あの人は。


「お騒がせして申し訳ありません」


ぼくはパトリシアに頭を下げた。


「あの方が勝手に来たのでしょう?謝る必要はありませんわ」


あの後叔父は、尋問を受け相変わらず嘘を付いていたので国外追放になった。城に来なければ良かったんじゃないだろうか。何をしたかったのか、ぼくにはよく分からなかった。


「ちょっと刑が軽かったですわね」


「別に殺されかけたわけじゃないし、いいんじゃないですか」


そういえば、ぼくを襲った人たちは一体誰だったんだろう。身に覚えが無いんだよな。また狙ってくるかもしれない。その時はどうしたらいいのだろう。


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