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【長編版】病弱で幼い第三王子殿下のお世話係になったら、毎日がすごく楽しくなったお話  作者: 下菊みこと


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第三王子殿下と長めのマッサージ

私は第三王子殿下をお連れして部屋に戻った。第三王子殿下はくたくたのご様子で、ベッドでしばらく休んでいた。ある程度の時間休んでから、リハビリマッサージを始めることにした。


「では、今日のリハビリマッサージのお時間です」


「わーい!今日はお散歩で頑張ったから、ちょっと長めでお願いします!」


「長めですか?わかりました!では、失礼致します」


いつもは一時間くらいだが、今日は一時間半くらいやらせていただこうと算段をして始める。


「ううー、痛気持ちいい…」


「ご無理はなさらないでくださいね?」


「んー…わかった…ああ、その辺いっぱいやってほしい!」


「では、ここを良くほぐしますね」


「あー…最高」


楽しんでいただけているようでなによりです。


「反対側もやりますね」


「うん…おおー、それいい。すごくいい」


「それは良かった」


「うぐぅ…」


「…続けますよー?」


声をかければ頷かれたので続ける。


そんなこんなで一時間半ほどマッサージをした結果、活き活きとした顔の第三王子殿下が見られた。


「はー、ありがとう!身体が軽くなった!」


「お褒め頂き光栄です!それでは、そろそろお昼御飯にしますか?」


「んー…うん、食べる」


「では、持ってきますね」


第三王子殿下の食事を運んでもらう。


美味しそうな食事だが、野菜が苦手な第三王子殿下にはちょっとしんどそうだ。


「いただきます!」


「では第三王子殿下、あーん」


「あーん」


なので野菜はあーんして差し上げる。すると今回も、自分で食べる分も合わせてきちんと完食してくださった。


「ご馳走さまでした!お肉美味しかった!」


「その調子で食べられる量が増えるといいですね、第三王子殿下!」


「うん、頑張る。じゃあ今度はアンナの番ね」


「いただきます」


「はい、アンナ。あーん」


こうして食べさせてもらい私も完食した。


「ご馳走さまでした!美味しかったです」


「よかったぁ。じゃあ、次は何をしようか」


「あ、それなんですが、お絵かきをしたり、折り紙をやったりしませんか?」


「!…うん!やる!」


ということで、私はメイドたちにスケッチブックとクレヨン、折り紙を持ってきてもらうようお願いした。

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