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魔王復活目録  作者: わか3
カシワ村編
24/128

24話 魔法使い

 エルカさんについて行って倉庫だと思う場所に着いて中に入った。そこまで大きい倉庫ではないっぽい。


「このリヤカーに薪を積んで運ぶから薪を運ぼうか」

「どれくらい運びますか?」

「そうだねー…薪組みをするから多めに運ぼうか」

「結構大変そうですね…」

「だからリリィちゃんに手伝ってもらって助かったわ」

「それは良かったです!」

「ははは!じゃあ薪運ぼうか」




「ふぅ…これくらいで大丈夫かな」

「結構積みましたね」

「これは運ぶのが大変だね〜」


 リヤカーに薪を積み終わった。結構薪を積んだからこれは運ぶのが大変そう。


「よし。じゃあ運ぼうか。一緒に引くよ」

「了解です!」

「せーの…」

「ふーーん!!」

「あーーー!!」

「あ!少し動きました!」

「よーしこのまま行くよ!」


 2人でリヤカーを思いっきり引いてリヤカーがちょっと動いた。そのまま勢いに任せてリヤカーを引き続ける。少し動けばそのままリヤカーが動き続ける。そのまま広場の方まで引き続ける。



「はぁはぁ…あともう少しだよ。がんばれ、リリィちゃん…はぁ…」

「はい…はぁはぁ…がん、ばります」


 リヤカーを引き続けて広場まであと少しのところまで来た。私とエルカさんは息が途切れながらリヤカーを引いて何とか広場までたどり着いた。


「ハァー!!お疲れ様リリィちゃん!」

「はぁはぁ…お疲れ、様です…」


 ようやく広場に薪を運び終わる。地面に座り込んで息を整える。エルカさんも地面に手をついて息を整えてる。


「リリィちゃん。次は、薪をくまないと、いけないんだけど…」

「ちょっと、休ませて、ください…」

「そうだね、ちょっと休んでからにしようか…はぁはぁ…」


 エルカさんも地面に座って休んでる。思ったよりも薪を運ぶのが大変で、薪を組もうにも2人とも疲れすぎて動けないから一旦休憩タイム。地面に座りながらぼーっとしながら遠くの方を見てると見慣れた人が歩いてくる。


「あれってクロードさん?」

「あれ?確かにあの格好はそうね。なんか用かな」

「ちょっと聞いてきます」

「いってらっしゃーい」


 クロードさんの方に歩いていって、クロードさんに話しかける。


「クロードさん。どうしたんですか?」

「お前らが火起こしの準備をしてるのを見かけてな。少し手伝ってやろうと思って」

「そんな!クロードさんはさっき沢山戦って疲れてるだろうし休んでてください!」

「見た感じ薪を運んで疲れてるんだろ。俺も少し休んだし、あとは薪を組んで火をつけるだけだろ。それくらいなら魔法を使えばすぐに終わる」

「でも…」

「疲れてるんだろ。俺がやればすぐに終わる。それに俺も大分休んだし、薪組みと火起こしなら大したことない」


 確かにクロードさんの魔法は凄く便利だから薪組みと火起こしぐらいすぐに終わっちゃいそう。だけどさっき戦って疲れてないのかな?


「その、本当に疲れてなかったらお願いしてもいいですか?」

「ああ。あっちに行けばいいんだろ」

「そうですね。行きましょう!


 私はクロードさんと一緒にエルカさんの方に戻る。そうだ。後でレナさんのこと教えておいた方がいいかな?街のことについてクロードさんも聞きたいだろうし。




「あ、リリィちゃんお帰り!ってクロード様も一緒に来たんだ」


 広場で座ってたエルカさんのところに戻ってきて、エルカさんはクロードさんの姿を見ると腰を上げてクロードさんと話し始めた。


「クロードでいい。で、あの薪を組めばいいのか」

「ねぇリリィちゃん。クロード、さん?は何しに来たの?」

「クロードさんも火起こしの準備を手伝ってくれるみたいで」

「確かに男手があれば大分楽だけど、クロードさんはゴブリン共と戦って疲れてるんでじゃないの?いいの?こんな雑用手伝ってもらっちゃって」

「俺は大丈夫だ。それに俺がやればすぐに終わる。早く終わった方がお前らもいいだろ」

「うーん確かに…じゃお願いしてもらっちゃっていいかな」

「そしたら少し離れてろ」


 クロードさんがそう言って私とエルカさんはクロードさんから離れる。


「風の第一呪文ウィンド。薪を組み上げろ」


 クロードさんがそう言うと風が薪を組み上げていく。本当に魔法ってすごいなぁ。


「おー!!凄い!魔法って本当にあるんだなぁ。初めて見たよ」

「エルカさんは魔法見るの初めてなんですか?」

「そもそも魔法を使える人間が少ないからね。もし魔法が使える人がいたら大体兵隊になってたり、ほとんど王都の貴族だったりするからね。こんな村は魔法とは無関係だよ」 

 

 

 やっぱり魔法って貴重なんだ。そういえば私も魔力自体は持ってるから特訓すれば魔法が使える様になるってクロードさんが言ってたっけ。でもクロードさんは人に教えるのが苦手って言ってたからクロードさんから魔法を教えてもらうのは無理だよなぁ。


「だからさぁ不思議だよね、クロードさんって」

「え?」

「さっき言ったでしょ。魔法を使える人って凄く貴重だし使える人は大体王都にいるか兵隊になってるって。だとしたらクロードさんって何者?顔もいいし、只者じゃなさそうだけど」

「あ!?」


 確かに言われてみればそうだ。私はクロードさんが魔族ってこと知ってるから何も違和感は無いけど、エルカさんたちからみたらクロードさんは人間だし、魔法を使う人間が何でここにいるのって話になっちゃうよねどうしよう。どう誤魔化せば…




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