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狐が鳴く月夜に嘆くわ伝説  作者: 謎の作家
交じり行く世界歪みゆく均衡
38/53

隠れた存在悪式

連続投稿3日目です!!最近調子が乗ってきて、PV数も目に見えて上がってきているので

この調子で頑張っていきたいと思います!!

今後とも読者の皆様よろしくお願いします!

──────詩月の壮絶な過去の話を終え、一同は村長の家に戻ることとなった。

帰り道の途中、レンジャーの乃亜が何かしらの気配をずっと感じていたようで違和感を感じ顔をしかめていた。それに気づいた蒼が声をかける。


「なぁ、乃亜。何難しい顔をしているんだ?」


「いや、恐らく気のせいなんだろうが…俺らとはまた別に人がいたというかなんだか変な違和感を感じてな…」


「なんだそれ、盗み聞きされてたってことか?でも、結構ひらけてた場所だったし隠れるようなところはなかったぞ?」


そう、先ほどまでいた丘は周り一帯草原で隠れれるようなところは一切なかったのだ。スキルを使わない限りそれは不可能だった。


「まぁ、気のせいだろ」


「そうだな」


その場では、気のしすぎだという結論に至りあまり気にしないことにした二人。しかし、その存在を知ることになるとは誰も知るよしもなかった。


「兄貴、面白い話を仕入れやしだぜ」


「お、なんだ?聞かせてくれよ、女か?金になる話か?」


 詩月と兆光の会話を盗み聞きをしていたその正体は「悪式」のチームメイト「ゴン」はスキル隠密。隠密とは、気配を極限までに消し、潜伏や偵察に打ってつけのスキルを使い盗みぎきをしていた、そのまま離脱し村のはじの方で待ち合わせをしていた悪式の面々と合流した。悪式のメンバーは「チームリーダー盗賊のドン」「隠密のゴン」「霧張りのガン」この三人だった。ゴンは盗み聞きしたことを話し始めた。


「へい、今回は女の話でっせ。あの、古の森にそれは可愛い女がいるらしいでっせ。年は20手前だとか、あの美貌で有名な詩月の娘らしいぜ。女だし、俺らよりどうせ弱いんで手駒にしましょうぜ」


「おうおう、いい話持ってきたなぁ。あの古の森かぁ、面白そうじゃねぇか。早速行くか」


「おい、ドン。古の森に入るのは、冒険者協会の御法度じゃなかったか?


そう、古の森への侵入は冒険者協会に決められ最厳守事項で破ってはいけないものだった。しかし、この悪名高き悪式が守るはずがなかった。


「そんなこと知ったことじゃねぇよ、どうせ普通の森だろ?若い女がいるなら行くしかねぇだろ!」


ドンを筆頭に悪式の面々は自分たちに降りかかる災厄を知らずに古の森へと向かうのであった。


 一方、詩月と兆光の面々は村長宅に帰宅していた。村長は彼らを迎えて青海波柄の巾着を持っており、それを蒼に手渡しそれを受け取った面々はお礼を言いつつ中身が気になり問いかける。


「ありがとうございます、これは…何ですか?」


「それはね、古の森の周辺に生える薬草を濾して丸めて作られた「万能団子」ここの特産品で少し苦いけど、全ての傷や病気に効能があるのよ。そういえば、あなたたち、ここにきた本来の目的は他にあったのでしょう?」


そういわれ、兆光の面々ははっとしたような顔して本来の目的を思い出す。


「そういえば、薬草の採取依頼にきたんでした!!」


瑠奈がはっとしたような声をあげて、依頼の内容を話す。それを聞いた村長はちょうどいいと思い次のことを瑠奈たちにお願いをした。


「あら、薬草採取にきたの?ちょうどいいわ、私たちの分もとってきてもらえたら私がそれを買い取ってあげるわ。

それだけじゃないわ、私たちしか知らない情報を一つ教えてあげる。どう?悪くないと思うのだけど」


村長からの依頼に兆光は迷わずそれを承諾する。依頼の締結を交わした後、去り際の蒼たちに村長は一つ言い忘れていたことを呼び止める。


「そういえば、薬草なんだけどね。花が咲いているやつの方が効能が高くて価値があるの、あまり花は咲かないから希少なのだけど、あったらとってきてもらえると嬉しいわ。呼び止めてごめんなさいね、それじゃ行ってらっしゃい」



瑠奈「わかりました!!色々ありがとうございました!」


一華「依頼を必ず完了してまたここに戻ってきます…」


乃亜「娘さんが見つかることをお祈りしています」


蒼「色々お世話になりました、災厄についての歴史勉強になりました」


深々とお礼をし、村長と詩月に見送られながら村長の家を後にするのだった──────



最後まで読んでいただきありがとうございます!!

最近は、サブタイトルをつける方が難しくてつけるのに難航しています笑

あるあるですかねー、皆様はどうですか?

なんてことは置いといて、更新をお楽しみに!

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