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狐が鳴く月夜に嘆くわ伝説  作者: 謎の作家
交じり行く世界歪みゆく均衡
33/53

とこしえの村

久しぶりです!投稿に日にちが空いてしまいすいません!!

投稿できるときに、投稿できたらいいなと思っているのでよろしくお願いします!!


投稿する際は、必ずTwitterで必ず告知するので確認お願いします!!

──────薬草の採取のため、古の森に向かっていた道中に出会った「とこしえの村」の出身だという通りすがりの老婆の助言のもと古の森の情報採取のためとこしえの村に向かうことなった一同であった。



 しばらく歩いたところ、だんだん一見緑が豊かで賑やかな村「とこしえの村」が見えてきた。街ほど規模は多くないが、人口は100人ほどで商売や農業、伝統工芸などで盛んな活気のある村である。かつてこの村は一度は災厄の手によって全てを破壊され更地となった村だが幾年の時を経てだんだんと立て直してきた。しかし、まだ爪あとは残っていてまだ完全とは言えなかった。そんな村の入り口であろう門につき、目新しいものに目を配らせながら村を探索する一行。


「わぁ…すごいね、なんだが賑やかね…あ、お団子屋があるわよ!少し休憩しましょ!!」


「おい!情報収集するんじゃねぇのかよ!瑠奈!」


「まぁ、一旦休憩にしよう、俺も歩き疲れた…腹が空いたらなんとやらというだろ…蒼」


「戦は出来ぬだよ、乃亜。私もお団子食べたい」


「そ、それだ、一華。さすが物知り」


 情報収集を前に、一旦の休憩を挟むことにした一同。村を探索する間に茶屋を見つけた瑠奈、和菓子に目がない瑠奈は一目散に茶屋に駆け込み、そのあとを三人はやれやれといった感じであとに続き茶屋へ入る。茶屋へ入ると、団子を焼いている匂いであろう香ばしく食欲をそそる匂いがあたりに漂っていた。


「うわぁ、いい雰囲気の茶屋ね。お団子のいい匂い」


その声を聴いてのれんの向こうから30半ばの女性が瑠奈たちを見るなり笑顔で声をかけ近づいてきた。


「いらっしゃいませ!冒険者の方々ですか?遥々とこしえの村までようこそ!一服されていきますか?」


元気のいい声で接客をする向こうに、貫禄のある男性が頭にタオルを巻き団子を真剣な表情で焼いているのが見える。どこか見たことのあるその姿に乃亜は少々目を奪われてガラスごしに見ていた。そんな中、瑠奈たちは女性との会話をしていた。


「はい!一服していきます!何かおすすめとかありますか?それを人数分いただきたいのですけど」


「かしこまりました!おすすめは自慢のみたらし団子がありますよ!」


「みたらし団子…!私…甘いの好き」


「おーい、乃亜。お前もみたらし団子でいいかぁ?」


「お、おぉ。俺もそれで大丈夫だ」


ぼーっとしていた乃亜の肩を引き寄せる蒼、それに気づき乃亜は我にかえりおぼつかない返事をする。

不思議に思った蒼はあえて、この場では言及することはせず流すことにした。どこか記憶を辿るような目そのとき乃亜が思っていた真相はまだわからずだった。


「かしこまりました!!少々お時間をいただくので外の縁台でくつろいでいてください!」


一同「はーい!」


団子を待つ間、四人はそれぞれの会話で弾んでいた。そんな中、災厄に興味のある一華が乃亜が道中に打ち明けたあの言葉について、深掘りするため隣に座り話しかけた。


「ねぇ、乃亜。さっきの話、もう少し聞かせて欲しいんだけど。いいかな…無理はしなくていいからね」


「さっきの話?あぁ、災厄が元は崇めらていた神々だった話か。全然いいぞ、少し長くなるが…」


乃亜の故郷に伝わる、かつての災厄の存在。これは確かか不確かなのかの話なのかもわからない言い伝えついて乃亜は語りだした。


「さっきも言った通り、これは俺の今は原因の不明で亡くなった叔母から昔からずっと聞かされた話なのだが。今は五大災厄の言われている者たちはかつて五代神と謳われていた。「水神は水源を」「火神は温かみを」「雷神は厄災を追い払い」「永劫は生命を」「夜叉は世の平安を」こう言われていたらしいんだ。人々は神々を讃え、神々は人々へ恩恵を与える、この関係は未来永劫続くはずだった。しかし、招待不明の天空の使者が、五大災厄とはまた別の存在の空の彼者の配下を攻撃したことにより、戦争が起きた。ここまではさっき話したな」


「うん、それはさっき言ってたね。私も少し齧った知識だけど、五つの大地にそれぞれ恩恵を与えて人々はその恩恵を頼りにさまざまな文化を発展させて生活したってどこかの古い書物で読んだきがする」


「…実は、俺はその水の恩恵を受けていた土地「イザナミ」の出身なんだ。昔は清らかな聖水とも言われた水が川を流れ、それを飲めば寿命が伸び体の汚れが流れ落ちるとまで言われていたらしい。今では清らかな水は失われ、水源を確保するのも一苦労なんだ」


「そう…だったんだ、大変だね」


そこにあたりを散策していた蒼が帰ってきて、乃亜に先ほど追及できなかったことを聞こうとしたとき


「そういえば、さっき乃亜はなんで団子を焼いていたおじ…」


「お待たせしました!!みたらし団子、人数分ですよ、少しサービスしておきました!お茶は少々熱くなっているのでお気をつけください!それでは、ごゆっくりください!」


「わぁ!おいしそう!ほらほら、みんないただきましょ!」


「蒼?何を言いかけたんだ?」


「…いや、なんでもねぇ、どうでもいいことだ。気にしないでくれ」


何かを言いかけた蒼に乃亜は聞き返すが、蒼はもう一度聞くことはなかった。一華は店の中に戻ろうとした女性に

一声かけて引き留めた。


「あ、あの、すいません。村長の家とか教えてもらってもよろしいでしょうか?情報が欲しくて。」


「あぁ、村長の家ですか!それでしたら、ここから西に向かって15分ほど歩いた先にありますよ、それではお気をつけて!」


一同「ご馳走様でした!」


みたらし団子を食べ終わり、一服を済ませた一同、村長の家もわかり本来の目的であった情報収集のため村長の家を聞き出すことに成功し、一同は村長の家に向かうことにした────



最後まで読んでいただきありがとうございました!!

次回もお楽しみに!!

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