更新
気が付けばライラと会話を始めてから、2時間弱が経過していた、俺はライラから聞いた情報を心のメモ帳に記録していく・・・なんて必要はなく内容は全て一言一句、何時何分に話したかまで思い出せるというより取り出せるのだ、自分が人あらざる電脳の住人になったのだなぁと思い知る
「修吾、どうしたの?疲れた?」
ライラを心配させてしまった、今は考えても仕方ないことだ、ふとマルチ演算で思考できそうだなと思ったが人だった頃の名残かライラに失礼な気がして止めておいた
「いや、何でもないよ、ライラは大丈夫かな?」
心配のしあいをしていたら、扉が開く
「技術課主任、ミザリア・ドロウ」でーす
やぁやぁと軽快というよりは軽薄な感じで近付いてくる
「その様子だと打ち解けたようで何よりだ、さて転生者くん、君の本分である戦闘の訓練と行こうかね、ライラくんもお着替え済みだしね」
君もこの国やライラくんの置かれてる状況について少しは知識として把握した所だろうしねと
モニターというか、俺の目前まで近づいてくる
「はい・・・生存競争をしていると、でも今の俺でライラの役に立てると思えないんですが?電脳になったことで記憶・・・記録は容易みたいですが、それに、ここからの移動はどうすれば?」
「大丈夫、君にはインテリジェントコネクト、要はアップデートをしてもらう」
ミザリアが腰に提げている銃のことについて、今の俺は何もわからないけれどアップデートすると使い方や製造者まで全て理解できるようになるらしい
他の兵器やこの世界の常識についても同様らしい
管理者がアクセス制限をかけている情報については
更新されないらしいが
何で起動直後にアップデートしなかったかというと
知識なし、先入観なしでパートナーと話してもらうのが慣例らしい
「それじゃ、アップデート開始、はい終了」
はやっ!と思っているとミザリアがそれじゃ
試しにライラについて考えてみてーと言ってきたので
何の気なしに、言うとおりにライラを見て思考するとライラの健康診断の結果、身長や体重など全ての情報が頭に浮かび上がる
「なっ・・・!思わず赤面して、狼狽える」
「パートナーの健康状態の把握は大事だよね~」
ミザリアがニヤニヤしてこっちを見てくる
こいつ、わかっててやらせやがったな!
同じ様にミザリアを見て思考すると脳内に警告アラートが出る「権限がありません」
「やっぱり、君も他の転生者と同じ事をしたね、わかりやすくていいね!そんな風に権限がない情報を調べようとすると管理者に通知されるからね?注意してくれたまえ」
ライラがよくわからないような表情で俺を見てくる
ライラは立派なものをお持ちですね
俺は次からは見ないように設定するのであった




