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邂逅

あ~緊張するなぁ・・・

兵装機に搭乗する際、着用するボディスーツに着替えながら、ライラは大きなため息をはく

「見習い兵から昇格して、兵装機を与えられる三級兵になったのは嬉しいけど、兵装機はパートナーも必ずセットなんだよね、コンピューターではあるんだけど、中身は異世界人らしいし」


人見知りのライラは、緊張している

上手くやっていけるのか不安なのだ


「どうして、パートナーが必要なんだろ?」


「戦闘中の判断サポート、環境に合わせた設定補助、メンタルケアなど、様々な事態で一定の実績が認められた検証結果があるからだね」


気がついたら、目の前に居たミザリアがそう答える


「やあ、ライラくん、昇格おめでとう」


「あ、技術課のドロウさんでしたよね?ありがとうございます、聞かれちゃいましたか、恥ずかしいです・・・」


「何、優秀な新人パイロットの不安や悩みに回答するのも技術者としての役割だからね

それと、私の事はミザリアでいい、家名だとかた苦しいからね」


そう言って、ミザリアは純粋なAIでは、兵装機のパイロットの悩みや葛藤に応えられないこと

生きている人間、例えばパイロット自身の電脳化は禁止されていることを教えてくれた


「電脳化・・・、試したことあるんですか?自分自身の方が意思の疎通とか捗りそうって思ったんですけど」


「まあ、そう思うよねぇ?私たちもそう考えたから初期に試したんだけどさぁ・・・自由に動ける身体を欲しがったり、サポートする振りしてオリジナルを殺したり、色々問題が出てねぇ」


ライラは絶句した、自分で自分を殺すなんてありえるんだろうか、しかし目の前の人物はそれが実際にあったとはっきり口にしている


「今の所、異世界人ベースではそういう問題も起きてない、サポートする振りして悪意のある行為は出来ない様にセーフティはかけるようにもなったんだけどね」


だから安心してねと


「今回の転生者くんは割といい感じだと思うから、ライラくんのお眼鏡に叶うと嬉しいね、でも無理はしなくていいから、返品は受け付けてるよ」


陽気に笑いながら告げたミゼリアは、ライラの返事を待たずにそれじゃあね~と小さく手を振り去っていった


「返品・・・」


その先にあるのは何だろうか

考えるのが怖くなったライラは

更衣室から出て、パートナーが居る部屋に向かい

軽くノックをして入る


「ライラ・ブレイズです」


部屋に入ると100インチ程のモニターに映っているのは黒髪、黒目のまだ若そうな男性だった、そして緊張を隠せない声で挨拶をしてきた

「初めまして、伊藤修吾でふっ!」

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