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第6話 お勉強です

先週休んでごめんなさい

今回は2話分投稿するので許してください。後、できそうならさらに1話足しますので読んでください

後、今回は少し短いです

魔国プラクトムの中心部―王都ウーズ

 この世界にある国の中で、魔族が国民の大半を占める国を治める魔王が居城を構える地であり、当然魔国最大の都市

 魔王は大国を治める者として、大国を治めてきた一族の一員としての風格を備えており、座っているだけでもその立ち居振る舞いから王たる様を魅せる

 その威に一般人である俺が耐えられるはずもなく、気付いた時には魔王との面談が終わり、一人の人と相対していた


「えっと……俺、いつの間にこんな所にいたんですか?」


 恐る恐る目の前にいる人に話しかけると、彼は笑いながら


「ふふふ。緊張していましたからね、記憶が飛んだんでしょう。ええと、どこまで覚えてます?」


 えっと、確か王都に着いた後にとりあえず報告とかがあるからってカイル達と王城にあるっていう騎士棟に行って、そこでしばらく待ってろって食堂でお茶してた。その後、カイルが戻ってきたと思ったら付いて来いって言われて、しばらく歩いてからどこに行くのか聞いたら……


「魔王陛下と会う」


って言われて、一瞬何言ってるんだこいつってなって。だけど、応接室みたいなところに通されてしばらく待ってたら、すごいイケメンの人が入ってきて、一緒にいた白髪交じりのおじさんに


「こちらが魔王陛下です」


 なんて言われたぐらいからあんまり記憶が無い


「はいはい。そこですね。確かに陛下が話しかけても生返事ばかりで会話になっていませんでしたものね。」


 はい?なんでこの人、そんな事知ってるんだ?


「そりゃあ、その場に私も居ましたから」


 ……いたっけ?


「今の話を聞く限り、宰相様がなさった私の紹介も聞こえていなかったでしょうね。では改めて自己紹介を。私はエイジ様にこの世界の常識などを教え、そして仕事に就けるよう指導する任に付きました。アルノーと申します。どうぞ短い間ではありますがよろしくお願いします」


 指導って……ことは先生か?まじか!わざわざそこまでしてくれんの!?


「是非とも!よろしくお願いします!」


「はい、よろしくお願いしますね」


 ニコニコしながら俺と握手を交わしたアルノーはとても心強く、これからこの世界で生きていくのに必要な道標が手に入った幸運に俺は深く感謝した





「今日はもう休んでください」

 

 と言われ、まさかの王城の一室に宿泊。辺境伯様の屋敷も立派だったけど王城はさらにすごい。日本なら十分に高級ホテルで使われていそうな部屋だった。更に俺は、就職先と住む場所が決まるまでここにいていいらしい。何この好待遇。

 

 一晩眠り、メイドに起こされ身支度と朝食を済ませると、昨日の部屋に連れてこられた。どうやら昨日アルノーと話した部屋―魔王と会った応接室っぽいところとは別―で俺は授業を受けるそうだ


「おはようございます。よく眠れましたか?」


昨日と同じようにニコニコしたアルノーが既に部屋の中で待っていた。


「はい、お陰様で」


「ふふふ。そんなに固くならずに気軽に接してください。口調も敬語でなくてかまいません。」


 でも、教わる立場だしちゃんとした方が……


「むしろ、構えてしまったら覚えられるものも覚えられませんよ。リラックスしてください」


「わかった」


 言葉に甘え、俺は肩の力を抜いて授業に臨んだ。……ちなみに、アルノーにもため口で話すように頼んだら、癖だと言われた。口癖で敬語って本当にあるんだな





 何も知らないこの世界がどういうものなのかをまずは机の上で学んだ

 

この世界は地球とは違い、科学が進んでおらず魔法文明の発達した世界だ。電力などの科学エネルギーは無く、全て魔力と呼ばれるエネルギーで(まかな)われている。魔力は媒体を通してこの世界に干渉し、様々な事象を引き起こす。火をおこし、水を生み出し、風を動かし、地を操る。これによって人々は生活を成り立たせ、文明を発達させてきた。そして媒体となるものが魔法や魔道具らしい。

魔法は地球の映画なんかであるように呪文を唱え、望む現象を起こす。しかし魔法には適正もあってそれは人によって変わる。火魔法の適性がある人は火魔法が使えても水魔法は使えない。逆に水魔法の適性があっても火魔法は使えない。

 魔道具は簡単に言ってしまえば、地球の電化製品が魔力によって動くようになったものと言うのが一番わかりやすいと思う。コンロのように火を起こすもの、蛇口のように水を流すもの、電球のように明かりを灯すものなど日常生活で使われているものから、旅に出る時なんかに使うアイテムバッグというファンタジー丸出しのものまである。そういうファンタジーに溢れたものを見ると、有名なロボットを思い出すのは俺だけじゃないはずだ。

 

 この世界に存在する人間は大きく分けると3種類になる。一つは俺や地球の人間が当てはまる人族、もう一つは魔人族が含まれる妖人族、そして最後に獣人族。妖人族は魔人族のほかにドワーフとエルフがおり、獣人族は種類を上げるときりがないらしい


「少し例えを上げるだけでも犬人、狼人、猫人、兎人、虎人、狐人………」


 ズラズラと出てくる種族名に早々に白旗を上げる。覚えきれるわけがねえ。ただ、唯一人間の中で翼を持つ種族が獣人族に含まれるらしい。それが竜人族。竜の眷属とも言われることもあるらしいが、実際はそうでもないらしく、別に竜の姿になることも無く竜の言葉が分かるわけでもないらしい。

 竜人に限らず、獣人族は皆動物の言葉が分かったりしない。あくまでも身体的特徴としてそれぞれの動物の耳や尻尾があるだけ。後は身体能力が高く、基本的には魔法が苦手。だが何事にも例外はあり、一部の獣人族は魔法が得意な種族もあるそうだ。竜人族や狐人族がこれに当てはまる。

 

今話に出したが、この世界には竜が存在する。教えてもらった姿は地球で言う西洋の竜そのものだった。地球のお伽話でもあるようにその強さは生物の頂点に位置していると言っても過言ではないとのこと。

 竜を含め、この世界には人間以外にも魔物と呼ばれる生物がいる。環境ごとに生息する種類が変わり、魔物は人間や動物を襲うため討伐するのが当たり前らしい。俺がこの世界に来た時にいたモ―トラムの森はこの世界でも屈指の魔物の巣窟であり、奥地に行くほど強力な魔物が出てくる。魔物を討伐するのは被害を出さない為だけではない。魔物には魔石と呼ばれる心臓とは別の核がある。これは魔力が凝固した結晶体であり、魔道具を動かす燃料となるためこれを求めて魔物を討伐することも多い。そして、強い魔物になるほどその純度と大きさは上がる。

 魔物は基本的に獣と変わらない。しかし中には高い知能を持った魔物も存在する。知恵を持ち、他の魔物を統率するような魔物は魔族と呼ばれ、その脅威度はただの魔物とは一線を画する。更に種族全体が魔族である種もあるらしく、そういった種族は言葉も話すらしい。


「中には友好的な魔族がいたりもするのですが、なんと言いますか。我々人間とは相容(あいい)れないみたいで滅多に姿を見ることも無いのです」


 むしろ姿を見せるような魔族は非常に危険らしく、過去には国を滅ぼした魔族もいたとか。……恐ろしい


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