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でもんず  作者:
4/37

第一章 -幕間

「――どう?」


『どうもこうもない。見てのとおり』


「……そ」


『どうするの?小鳥』


「……それこそ、どうしようもないでしょ」


『いいの?』


「決めたの。とっくに。分かってるでしょ?」


『……』


「ね、クィン。最初に……」


『最初に、彼を狙うべき』


「……お兄ぃを?。それって、最善手?。ヘンな同情とか、してない、よね?」


『最善。今さら私を見くびらないで、小鳥。指示するから上手くやって。それで、最高の手駒が手に入る』


「そ」


『おかしな邪魔さえ入らなければ、だけれど』


「ん」


『……小鳥?』


「――決めたの。伝わってるでしょ?、あなたにだけは」


『……』


「何が何でも、どんな事をしてでも、私は、望みを叶えるの」

「私自身を、あなたを、他の誰かを、たとえ深く深く傷つけるとしても」

「……傷つけてしまうのが、お兄ぃであったとしても」


『……そうね』


「最後まで付き合って。悪いけど」


『――悪くは、無い。私も、使命を果たすのだから』

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