風の賢者の心は、闇に彷徨う
今回は少しだけ世界観に触れてます、ゲームとかにありそうだな…と思って頂けたら幸いです。
俺は民間の団体であるギルド、その中に所属している『賢者』だ。賢者はこの世界に4人しかおらず、その全員が王族か国の中心に近い立場にある。例外もいるが…
その役割の一つとして、今回の魔王との全面戦争に参加しなければいけない。
…
だが、俺はそうはしなかった、何故ならばそれは俺は『王族』だからだ。
賢者の本来の呼称はーー『守人』
とある森…又の名を『聖地』ーー を守り、世界の魔素を生み出し、或いは逆の浄化をする。その他の様々な調整する為に、産まれた四つの魔素の『木』。
その『木』を守る者。
全ての大元であり、世界の中心にあると言われた、その『とある森』を『木』と共に守って居るという解釈から、
守人はーー 森人とも呼ばれる。
ーーー全ての始まりは、10年前。
風の国のガーランド王家。
今から500年ほど前に『始まりの勇者』が定めた国であり、その仲間である『魔女』が取り纏めていたとされる四つの一族の内の一つの末裔
の役割の一つに、『四つの魔素の木の守護』と言う役割がある。
役割はその代の中で、最も『魔素の木』と相性が良い者が選ばれ、その者は木が長年蓄えてきた『叡智』の一部を授けられる。
『叡智』を授けられた者は、国王の相談役として、貴族の権力者社会とは隔離された存在として扱われる。
国の有事の際、国王の英断が求められるときに関わってくる存在。
その立ち位置からか、『守人』と言う呼び名は王族と一握り程の貴族しか知らない為か、
500年前の『始まりの勇者』が現れた以前よりも在ったギルド側からは、それぞれの国で誰よりも賢き者として、『賢者』と呼ばれる様になったと、言い伝えられていると言う。
ーーーー そう…俺もその知識を持って、木を…国を守護する筈だった…、あの日までは…
「これで今日からお前も、晴れて成人だな!。一緒に頑張って木を…この国を守って行こう!」
「頑張ろうな!」
「うん!いや、ハイ!」
ガーランド王家の三男に産まれた俺の為に行われた誕生祭、その日、数年先に成人していた長男と次男の兄達がそう祝福してくださったのを、気付けば10年も経った今でも覚えている。
「子供は風の子、その子供だった時期は終わった。だが、お前は風に選ばれた子。その授かった叡智で、我等が国の民を…次代の風の子達を守ってくれ」
「はい!」と元気に父に返した。
「覚える事いっぱいだぞ〜?、また勉強から逃げ出すんじゃあ無いぞぉ?」
「逃げ出したりしませんよ!」
先代の賢者で、父の弟がそう言ったのを皮切りに、場に笑いが広がった。
ーーー母様や姉様まで笑ってしまって、アレは恥ずかしかったっけ…
『子供は風の子』、大好きだった父であり王のガイル・ガーランドが好きだった言葉だ。
ーーー いつもあの言葉の後に続く言葉は…何であったか?思い出せない。
その当時、俺はまだ16歳で、成人を迎えたばかりだった。
その時に魔王が月の一族と結託し、侵攻して来たのだ。
魔王達が戦いで用いていたのは…『神具』として知られていた『月の鏡』だった。
突然の始まった戦い、鏡の力と魔族達の侵攻によって、俺が護るべき民の安寧は脅かされ…そして、俺が『賢者』として守るべき『木』から魔力が奪われた。
その侵攻は城下町に視察に出ていた俺と次兄に、民に、そして城に襲いかかった。
風を操れる我等に対して、同じ風を操る鳥獣族が空を覆い尽くさんばかりの数で攻め入って来た。
後に知った事だが、彼奴等はその身の魔力を邪悪なモノへと変えられ、魔族へと存在を『転換』されていた。その彼奴等が纏う邪なる風によって、瞬く間にガーランド王国周辺の大気、そして風は汚染される。
その為に、兵や俺達は自分の魔力で起こした風だけで戦う事を余儀無くされてしまった。
俺は、兄弟達や兵と共に民を守り、魔族に応戦しながらも、胸騒ぎと言うべきか、身体の何処かにあるべき筈の『モノ』が消えてしまったかの様な、そんな嫌な予感がしていた。
ーーーー その意味を俺は直ぐに知る事になる。
そんな戦いの最中、城からの早馬に乗った兵士が俺達に向けて駆け出して来た。
ーーーーー『大変です!おっ…王が!賢者様が!』
周囲の空気を操ると言う羽根を奪われた我らに対して、敵の勢力は健在、空からガーランド王国全土を襲って来ていた。それは城も例外では無いという事だった。
俺達は、兵士にこの場を任せて、急ぎ伝令役の彼と共に城に戻っ行った。
街の何処からでも見える城。
その姿は、自分達が城下に出る時とは外見は『ほとんど』変わっては居なかった。…一点を除いて。
そこにある筈の『モノ』が、無い。
本来、『魔素の木』を中心にして、それを囲む外壁の様に作られた城。
更に、その城を囲む様に作られた城壁。
その中心にある『木』から、光が…魔素が失われていた。
それを見た俺達は、愕然とした。
嫌な予感の原因はコレだったのか、とその時思った。
「第1王子殿下!第2王子殿下!第3王子殿下!こちらです!」ーー と案内役の兵は、やや早口に告げた。
その言葉に、気を取り直した俺達は、城の中へと再び駆け出した。
ーー だが、俺はこの時、木とは別にもう一つの変化に気づいていた。
ー 城の最上階…、
ー 王の間の壁に離れたこの場所からでも分かる程の『大穴』が出来ていたということに。
空から落石も描くやと言う所に舞い落ちてくる相手を、風を用い、時には倒れ伏した兵士達の剣を用いて。
俺達は城内を進む、
正気を失ってしまった様な瞳孔の無い瞳の彼奴の悲鳴と怨嗟が、血となって俺達の身を赤く染めあげる。
歩みを進めて行く城の廊下、つい先日までは、行った事の内場所など無いかもしれない程に駆け回った城内が、こんなにも広いと感じた事などなかった。
壁は、体当たりされたのか穴が空いていた。その瓦礫が床に散乱して以前の様に廊下を走る事は困難。
先の襲撃によって、街の各所から上がっている煙。
淀んだ魔素によって、暁時の様に赤く染まってしまった空が壁穴から見えた。
敵の勢力が壁の穴、時には窓から襲い来る。
「ええいっ!貴様らの相手などしている暇など無いのにっ!」
「邪魔だぁ!」
兄達が、彼奴等を斬り伏せ、僅かに頬に飛び散った血と共に、赤い絨毯が血の濃さによって更に赤黒く染まる。
いくつかある階段を登って行き、最上階に差し掛かる最中、反対からくる集団と遭遇した。
敵かと思い剣を向けた所で、見知った鎧を身に纏って居る事に気づく。城の兵士だ。
「殿下!ご無事ですかっ!?」
驚いた様に、目を見開き、俺達と分かると緊張が溶けた様に安堵してみせた。
「我らは大丈夫だ!」
「被害は、父上はどうしている!?」
案内してくれた兵士とは別の、城内に残っていた兵士が合流し、その兵士達に兄上が怒鳴りあげる様に問いかける。見れば男性が2人、女性の兵士3人。
1人の男の兵士が負傷したのか、女性の衛星兵の肩を借りて歩いていた。
意識しての強化、とは別に無意識下でに魔力で身体を強化しているこの世界において、女性の兵士は珍しくは無く。
むしろ女性の方が魔術媒体を使用した魔術の適性が高い為、国によっては女性の兵士が多く登用されている国もある程だ。
理由として、『始まりの勇者』が現れた500年前より以前は違って居たらしいが、『足は第2の心臓である』と言う、言い伝えや資料などに残されている勇者のお言葉のおかげで、この世界の人間は体内の『魔素』を操る上でその中心は『両足』にあるモノとして考えられているからだ。
下半身に多くの鎧をつける事は無い。もちろん防御力を上げる際や筋力のある男性、足も戦闘で必要とする女性は、膝から足先までの鎧もつけたりするのだが…。
何より、世界に多くの影響を与えていた勇者が広めていた服装の一つ。『スカート』『短めのズボン』と言った服装に、魔素を体内に取り入れやすいと言う利点があり、それを主に着るのは女性だったからだ。
この理由は『叡智』を継承したばかりの頃に知った。
そして、先程の表情とは一変して、彼等は兄上の怒鳴り声に僅かに、怯える様な表情を見せ…沈黙。
「父上は…、国王はどうしたと聞いているっ!?答えぬかっ!?」
答えない彼らに、次兄が叫ぶ。
「…まさか…」
俺が、そう呟いた時。
負傷した兵士が、覚悟を決めた様に口を開いた。
「王は…我らを逃し、…今戦っておいでです。」
「何っ!?」
「それは何処だっ!?お一人でかっ!?」
負傷した兵士の胸ぐらを掴みあげ、壁に叩きつける様に問いかける次兄。
「ゴホッ、いえ…騎士団長と…賢者様がっ!」
そこまで言いかけた所で、話胸ぐらを抑えた次兄の拳に力が入ったのか、言葉が詰まってしまう。
「落ち着けっ!気持ちは分かるが今は状況を少しでも把握する事も必要だっ!」
長兄が次兄の肩に触れて制止を促す。
父を、王達を見捨てたとも見れる彼等に、次兄は怒りを覚えているのだろう。
「騎士団長と叔父上…賢者様がいるのか?」
「うっ…ハイ、いらっしゃいます…ですが…」
次兄の手が緩んだ事で、何とか言葉を告げた負傷兵のその言葉を補足する様に、皆が口を開こうとするが
「続きは、歩きながら話せるか?俺達は王の下に行かねばならない」俺が、そう言うと。
「でしたら俺を置いて行って下さい」と負傷兵士の男は言ってその場に座り込んだ。
「私がこのまま彼を安全な所まで、連れて行きます」
「分かった、頼む。」
元々肩を貸して居た女性兵士にそう告げると俺達は、彼等を背に謁見の間へと足を進めて行く。
曰く、それは突然やって来た。謁見の間の壁を突き破って。
広く設計された謁見の間で騎士団長と多数の兵士が応戦するも、侵入してきた大きな鳥の魔物は手強く、
だが、多くの兵士がやられ、そして、怪しげな黒いローブの者が何処からとも無く現れ、
片手でローブを広げると真っ白な少女が姿を見せた。
王を守る事に専念して居た賢者様が、その少女の持って居た鏡を見るや否や、我らに逃げろ…と叫んだ。と。
……だが、賢者の叫びは虚しく、鏡から発せられた輝きに遮られた。
そこからの変化は劇的に、苛烈に、そして残酷だった。
空気の中の魔素が『転換』され、そして兵士達の纏う魔力が『転換』されて、その姿を変えていった。
転換された魔素は、場の空気を赤黒く染めあげ、煙の様に王達の視界を遮る。
暗黒の魔力によって姿を変えられた彼ら。
その姿は、小さな鬼の様な姿。名を…『ゴブリン』と言った。
変わってしまった彼らは、やがて牙を剥く、そうかつては仲間だった筈の我らへと。
。
「人が…ゴブリンに変えられた…だと?」
「はい…私は…この目ではっきりと見ました」
「仲間が、黒い霧の様な物に包まれて、一瞬見えなくなったと思ったら…ゴブリンに」
「馬鹿なっ!?」
人を魔物に変えてしまう力を持つ少女の存在に、信じられないと言った様子で兄達は驚きの表情を見せていた。
なおも彼等の言葉は続く。
騎士団長が、巨大な鳥の魔物を相手にし、風の賢者が無事だった兵士達と共にゴブリンに応戦する中、
再び黒いローブの者が動き出した。
その者が右手を前に掲げると、人形を肘に抱きしめた白の少女が、再び両の手の平で水を掬う様にして持って居た鏡を煌めかせる。
その輝きから産まれたモノは、何処か肌寒さを覚えてしまう様な青い光の玉だった。
それも一つや二つでは無い、数え切れない程の多くの玉だったと言う。
やがてその光は戦場と化してしまった謁見の間を、縦横無尽に走り抜け、やがてソレが収まった時に、現れたモノに兵士達の表情は恐怖に染まった。
その名は、『グール』
生ける屍と呼ばれるモンスターで、戦場や墓地などに時たまに遭遇する程度だったソレは
ゴブリンになってしまった、かつての仲間達の様に生きながら『転換』されてしまった者では無く…
……過去に敗れて地に沈んでしまった者達だった。
そんな彼らが、ゴブリン達と共に生きる者達へと襲いかかる。
王達は、更に苦しい戦いを強いられる事になってしまった。と言う。
話の途中で有ったが、俺達は再び駆けだしていた。
俺達と共に伝令役としてやって来た兵士が、途中で話を引き継ぎ、負傷した兵士達に避難を促す。
その道すがらに、そこまでの話を聞いて、俺はその『鏡』が何か分かった。
分かってしまったのだ、俺に『木』によって継承された知識によって。
神具『月の鏡』だと、
最後に伝令兵は、応援として俺を…俺達に伝える様にと、騎士団長に指示を受け俺達の元にやって来たのだと言う。
その窮地を救わんが為に。
ーーーだが…、間に合わなかった…。
そうして、謁見の間にたどり着いた俺達の瞳に見えたモノは、無事で居て欲しいと言う我らの気持ちとは裏腹に……その様子は悲惨なモノだった。
赤だ。
中へと続く豪華な扉は開いており、身体の部位を失って倒れた兵士の血や魔物の血によってか、扉から真っ直ぐに王座まで届く赤い絨毯の他にも、綺麗だった白い床は…赤く染まっていた。
城内で見知った兵士から、余り話した事の無かった兵士までが志半ばで倒れて居る。
そして、地に伏した彼等の先に…『ヤツ』は居た。
王の椅子の正面に、入り口に立つ我らに背を向けて、頭から全身にかけて漆黒のローブを身に纏う者が。
その者は、ゆっくりとこちらに振り向くと…、その者の手には赤く染まった剣が鈍く輝いて居たのが見え…。
そして…ナニカが倒れる音が聴こえてきた。
そのナニカを…俺達は知っている。
それは…何時も暖かく俺達を見守って居てくれた…。
「父上!」
父の…国王の変わり果てた姿、
そして…男の横に倒れた…叔父上の姿だった。
『クックック…』
「きっさまぁぁぁぁ!」
俺達三人は怒りのままに剣を振りかざし、魔術で竜巻を放った。
だが…。
ローブの男に剣は躱され、魔術が当たる直前に男と我らの間に現れた白の幼子によって魔術は防がれた。
否…吸収されてしまった、
少女の持つ『月の鏡』によって。
そして、
『…ヤレ』
「……はい…、魔王様。」
そう、ヤツらの声が聞こえたと、同時に『黒い竜巻』が少女の鏡から生み出され、
俺達を吹き飛ばした。
そのまま俺達は壁に向かって叩き付けられ、口に鉄の味が広がり
やがて意識が遠退いて行く。
『ハッハッハハハハッ!』
俺は、ヤツの笑い声を上げながら『木』に向かって行くのを、遠のく意識の中で見送る事しか出来なかった……。
そして、後に…意識を取り戻した後も…最悪の事態は続く…
国を、街を、村々を…魔物や魔族から護っていた『結界』。
ソレを形成していた『魔素の木』が力を失くした事で、人々に被害が出始めたのだ。
俺達王族らを初めとした貴族達が各地に兵を派遣するも、それでも護りきれない。
当然だ…今代の魔王が復活した上に、こちらの力の多くは奪われ、対照的に魔王の方は膨大な量の魔力を手にして、その力で多くの魔物や魔族を生み出しているのだから。
村を…街を破壊され、或いは焼かれ…住処を蹂躙された人々は、大陸の中心である王国、俺の故郷へと避難して来た。
『始まりの勇者』が現れた以前よりも在った民間の団体、『ギルド』から人員を回しても、それでも…人は生活圏をどんどん後退して行く事を余儀なくされてしまった。
約100年の周期で魔王が現れる。
そう人々に伝説、或いは長命な種族達が語り部を成して残されており、人々には『世界樹』と世界樹と人々を護っていた『魔素の木』が有った…そしてその木を護り抜いた守人である『賢者』達が在った…、そう…
ーーー この俺の代までは。
俺は…守れなかった。
もちろん、俺だけで無く他の木の守護者である『賢者』達にも言える事だが…、それでも…俺は守れなかったのだ。
『始まりの勇者』が現れた500年前を境に、人々を守ってくれていた『結界』を…
先代…いや、先代だけでは無い、先人達が願った人々の『安全』
ソレを成していた『結界』を…俺は…俺はっ!…
こちらの失った『力』は、結界だけではない、
『始まりの勇者』が召喚されたのは、ガーランド王国、この地だ。
その『始まりの勇者』を始めとして以来、500年間この地で100年周期に今までに4人、そして魔王が復活した際には、今回5人目が召喚される筈だった。
召喚の『聖女』と『魔素の木』の力、そして『世界樹』の力によって。
だが、それは…もう叶わない。
失われてしまったのだ…、
『勇者召喚』の儀式に必要な三つの内一つが欠けてしまった。
そして、もう一つの必要要素の聖女さえも…
500年続いていた『召喚の聖女』の一族の末裔、その今代に当たる者も、また今回の魔王との戦乱の折に、行方不明になっていると言う。
全ては、あの時…あの時に、もっと俺が…俺が力を使いこなせていれば!
ーーー あの時、俺は先代から引き継いだばかりだった。
あの当時は、守り役として授けられた『叡智』の他に、与えられた『自分だけの力』に不慣れでいてまるで使いこなせていなかった。…だから…
『仕方ない』と…そう言えれば良かった。
ゲイル自身が簡単に開き直っていられる性格で在れたならば、良かっただろう、だが…、彼は王族だ。
上に立つ者の1人として成人を迎え『賢者』として役割を受け継ぐまで、彼は立場相応の教育を受けた。
いや、…教育だけでは無いだろうが、彼は責任感が強かったのだ。
そして、あの日の出来事が彼の責任感を更に強固な物にした。
そんな言い訳ばかりが、自分の中に渦巻く。
「俺は…もう…ダメなのか?…」
その身の内側に巣食う、荒れ狂う様な負の感情に心が折れかけた時。
ゲイルの前に、小さな白い光が灯った。
そして…、その光は…ゆっくりとゲイルの胸の前まで移動すると…。
『風の賢者…ゲイル・ガーランドよ、己が内なる闇に囚われてはいけません。』
女性の声が聴こえて来た。
こんばんは、こんにちは、おはようございます。
サルタナです。
今回は少しだけ長くなってしまいました、本来ならば前回のが短めだったので、もう少し書きたかったのですが……、少しずつ分かってくる感じのスタイルを維持する為に、ここまでとしておきました。
すみません。
今回の話中に出てくる『白い幼子』が誰か…は、読書のご想像にお任せします。
ゲイル視点が多いのは、転生した主人公の記憶が覚醒以前の世界観を、ちょっと語って貰うのが目的だったので、ここまで書けて、ちょっと嬉しいです。
本来は、月と女性の繋がり関係で、もう少し書こうと思って居たので、ちょっとそこだけ説明が長い気もしますが…、そのせいでお話に違和感など有りましたら、感想で教えて頂けますと幸いです。
では、今回はこのあたりで失礼します。
また次の更新でお会いしましょう。
最後に、ここまで読んで下さった方々、そして暖かい感想へのコメントを頂いた方々、この場をお借りして感謝を申し上げたいと思います、
ありがとうございました。
良かったら、また読んで下さいますと幸いです。
では、また。
足は第2の心臓。ネットで健康を知識などにありますので、ご興味ありましたら調べてみても良いかも知れません。




