製造魔法、創造
魔王の城で渡された剣、それは前の大剣よりは良い代物だったが、簡単に折れてしまった、何故折れたかというと最初に魔王と闘ったときは魔剣技で剣は折れてしまった、そしてその次にそれより性能の良い玉鋼の剣を手渡されたがこれは魔王と打ち合いしたら折れた。
そして今この魔法を作るに至るのだが、魔法を作ることはかなりの魔力と気力、そして集中力が必要だ、もしこの時に魔王が
「たっだいま―!!」
こんな感じに大声で帰ってきたら…え?
「零下君は何をしているのかな?」
「」
「おーい」
「一つ…いいか?」
「なんだい?」
「今…魔法を作ってたんだ。」
「ほう、零下君も作れるのか」
「お前とは違って集中力が必要だけどなぁ」
一瞬の沈黙、その瞬間
「そういう事か、わかったよ。」
「まあ中途半端になって出来てしまったがな」
「どんな魔法なんだい?」
「製造魔法、いわゆる物質を作り出し、加工する魔法だ」
「…それは興味深い」
魔王の口が微笑んだ。
―――――――多くは望まない、例えこの力が無くなってもお前を守る、其れだけでいい、お前を、世界の闇から救えるなら、この命、喜んで差し出そう
―――――――――『闇の端を歩く者 再構成版』作成予定。