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博愛国家  作者: りとかた
第2章 寺嶋という漢
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4

「それ、本当ですか?またからかってます?」


「そう思うのも仕方ないですよね。でも実際に寺嶋さんは都会のお偉いさんなんですよ。」


豊虫は考え込んでしまう。


「確かに寺嶋さんは偉そうだし色んな人に顔が聞きますよね。」


「でしょ?あのスズメと俺も長いけど未だに底が見えない恐ろしいスズメだよ。」


お互いに顔を見合わせてうんうんと頷いていると自然と笑いが込み上げてくる。


「ふふふ、僕は豊虫。みんなからホウチュンって呼ばれてるよ。」


豊虫は右手を差し出すとそれに応じてトビーは大きな左翼を差し出す。


「君のことはよく聞いてたよ。改めて俺はトビー。仲良くできそうだな、俺たち。」


2匹でがっしりと握手をする。

先を歩くひぐっさんと寺嶋は2匹の楽しそうな会話を聞きながら振り返ることなく微笑んでいた。

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