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博愛国家  作者: りとかた
第15章 魔性の記憶
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トトトと小気味よく階段を駆け上る音がする。

豊虫はその音に目を覚ますと外に目をやる。


一旦落ち着いていたように見えた空模様を台風の元に向かう風が分厚い雲をまた連れてきていた。


ゆっくりと扉が開かれ小豆がひょこっと顔を出す。


「おはよ!洗濯物したいから早く着替えてね〜。」


そう言うとすぐに引き下がっていく。


豊虫は大きく伸び、一つあくびをすると立ち上がり着替える。


「今朝は遅かったわね。」


朝食を準備する小豆に言われ時計を見る。

10時過ぎ普段であれば2時間前には起きている。


「んー、疲れてた。色々あったし台風近づいて頭痛いし。」


「あらあら、薬飲む?」


トーストをテーブルに置く小豆に首を振る。


「いい。大人しくしてたら治る。」


「そう。お母さん、今日仕事お昼から夜遅いけど何かあれば連絡するのよ。」


そう言って小豆は出かける準備をする。


小豆が出かけるのを見送ると部屋に戻りベッドに横たわる。

ため息をついて外を見る。


湿度が高く温度が高い夏場だが台風による風で温度が下がる気がする。


台風で交通機関は運休に、店も臨時休業の場所が多い。

母の仕事はこんな日でも休まずあるようだ。


「お医者さんってのは忙しいねぇ。」


ぼそっと独り言を言いながら寝返りを打つ。

昨晩三男雄から連絡があった。

今頃服部の家で作戦会議をしている頃だろう。


物思いに耽り豊虫は眠りに落ちていく。

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