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「やっぱり僕は行くよ。」
覚悟の決まった顔で三男雄を見つめる豊虫の目は腫れぼったい。
「俺も行く。だけど、いろいろ準備がしたいことがある。トビー達に会いに行ってくる。」
三男雄も腫れぼったい目をこすりながら後ろを向く。
「場所、わかるの?」
三男雄は振り向くと自分の鼻をつつく。
「人と違って鼻が少しいいもんでね。」
その仕草がおかしくて2人で笑ってしまう。
「1人で行こうとするなよ。俺らを待て。でも、状況次第では台風をやり過ごさないといけないかもしれない。我慢できるか?」
豊虫は少し下を見て悩む。
「二つ返事でわかったって言ってくれよ。」
苦笑いする三男雄をみて力なく微笑む。
「善処するよ。作戦は教えてくれないの?」
「うん、賭けの要素が強すぎるから意識すると逆に失敗するかも。」
「わかった。頼んだよ。」
あまり信用していないのか三男雄は心配そうに豊虫を見る。
豊虫は後ろ髪を引かれる三男雄の尻を叩くと
「さっさと行って、みのっち!」
三男雄は渋々と言った様子ではあるが前を向き走り出す。
豊虫はそれを見送ると家路につく。




