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少し描き直しました


 ---見えていた文字が見えなくなった---


 なにも記憶が消えたわけでも書いてある看板が撤去されたわけでも、ましてや世界から自分の知っていた文字や言葉が消えたわけでもなく純粋に目が悪くなったんだと思う。


 しかし、私は熱を入れて携帯ゲームに打ち込んだり、四方八方が液晶ガラスに囲まれている大都会に住んでいる訳でもなく、気がつくと膝まで生い茂る草や花粉を大量に吐き出す杉が木深い山の近くに住んでいる。


 そんな私が前から通っていたカフェの「珈琲屋」という文字にモヤがかかって見えるようになった。


 先ほども言った通り、私は電化製品などの世間で言うところの目が悪くなるような物を滅多なことでは見ずに生きていた為、目が悪くなる事がないだろうとたかを括っていた。

 しかし、目が見えなくなるのは辛いと思い

難しい大学を出ている若い医者のとこへと仕方なく向かった。


 今の症状を説明すると若い医者は慣れた手つきで、目の付近を触ったり光を当てたりと色々な事を行い難しい顔をしていた。


 待合室で半刻ほど待たされたあとに呼ばれ若い先生が少し微笑みながら


医者

 「これは珍しいですよ!

Lumière bleue syndrome!平たく言うと画面を見ないと見える物がどんどん滲んでしまう病気です。

いやぁ〜、初期症状で気づいてよかった、、一度悪くなった目は戻りませんからね」


 病名を聞いてからもよく分からずに口を半分ほど開けて固まっていると若い医者は続けて


医者

 「テレビや携帯などの動きのある画面を見ていただければ進行は止まり、視力はどんどん良くなりますので、見るようにしてください!」

 と分かりやすく教えてくれた。


 このままでは目が見えなくなると言われたので、帰り道でテレビとやらを購入し、家に設置までしてもらった。


 毎日テレビを見始めるようになってから気づいた事がある。

 私はなぜこんなにも面白い娯楽から目を背けていたのだろうか


 いままで触ってこなかった反動か、暇さえあればずっと覗き込むように画面にへばりついてしまった。

 前までの少しだけあった症状が回復する事はなかったが症状の進行は止まり、今では離れた場所からカフェの看板に書いてある【珈琲屋】という文字に止まっている虫まで見えるようになったいた。


 そんな生活が続いていると画面を近くで見るのがしんどくなってしまった。

 なんせ見えすぎるのだ、離して見るようにはしていたが途中から不思議な事が起きた。画面を見ているはずが黒や白の点などが見えるようになっていた。

なるほど、見えすぎるようになってしまったのだ。

「あぁ」と彼にはこれから見えなくなる世界を思い泣くことしかできなかった。


私自身、、、最近視力が悪くなったと感じます。

画面をたくさん見ているはずなのですが、だからでしょうか

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