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5話×RT作品  作者: こーゆ
5/7

 

 私の声がおかしい事に気づいたらしく、シークレットが水差しから水を注ぐ音がしました。

 暗い中なのに良く動くことが出来ますね。

 まず灯りを点けるのが先ではないかしら。


「お嬢さま、おみずです」


 彼女は私の手の中にグラスを持たせてから離れて行きました。


 ……あかりは?


 色々聞き質したい事はありましたが、とりあえず水を一口だけ口にします。

 飲み込みませんでしたけれども。

 そっと傍に有った布に吐き出して。口を拭いました。

 ……これは薬湯かしら?

 とても苦く酸っぱいのですが。

 とても苦く酸っぱいのですが。

 大事なことなので二度言いました。


 知っている薬湯と違う味でした。


 まさか……



 くすくすくす……嗤う声が聞こえたような気がします。



 コーユーノって周りは屑ばかり集めていたのかしら。

 そういう私がコーユーノなのですけれど!


 早々に完全なる二人の記憶が戻ってくれると有難いのですが!

 無い物ねだりなのでしょうか?


 誰を信じて良いのか?

 誰を疑えば良いのか?


 不安ですし、腹もたっておりますが!


 まずは灯りと食物摂取が先ですわ。


「シークレット、灯りをつけなさい。それとお父様に面会の予約を」



 命じられたのに驚いたのか、バタバタと動きだすシークレット。

 あら、あなたバタバタ駆ける事が出来たのね。知らなかったわ。

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