表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
66/68

ライバル出現!? その名はシャイニーマスカット 1

 わたしからカードを奪ったのは魔法少女の格好をした大親友だった。


「かやちゃん……? どうして?」


「わたしはかやちゃんではない。シャイニーマスカットだ」


「チャイニーズマスコット!?」


「違う! シャイニーマスカットだ! 無理やり間違えるな! そして黒色のカードは頂いた。もうお前に用はない」


「待ってかやちゃん!」


 でもわたしの言葉を無視して背を向ける。


 次の瞬間。



 ゴツン彡☆



「痛ッ!!」


 急に開いたドアにおでこをぶつけ悶絶するかやちゃん。


「~~ッ!!」


「も~だから言ったのにー。ドアが開いてるから気を付けてねって……」


「一言もそんな事言ってなかっただろ!?」


 そんなかやちゃんへの不運は続く。


 ぴゅーっと外から飛んできたドッジボールがゴツンと頭に当たる。


「痛ッ!!」


 さらにカラスが飛んできて頭の上に糞を落として去って行った。



 …………。



「ねえ、かやちゃん」


「~~ッ!! か、かやちゃんではないが……どうした!?」


「このまま堅物キャラで押し通すのは無理があると思うよ」


「誰が堅物だ! こ、これはクールなお姉さんをイメージして……って何を言わせるんだ!?」


「たぶんカードのせいじゃないか? まだ浄化が不十分なんだ」


 と、口を挟むシンク。


 言われると確かにあのカードからは禍々しい感じが漂っている。


「橋本さん。一旦カードを日向さんに返した方が良いわ」


 美咲先生が指摘をする。


 こうしている間にもたくさんのたわしが次々と勢いよく飛んできて、かやちゃんの身体にドカドカぶつかっている。


 このたわしは一体何処からどこから飛んできているのだろう……?


 わたしはたわしが気になって仕方が無い。


「そうだ! いいものあげる!」


 ポッケから取り出した和紙にもくもくを描いて魔法をかけると……。


「できた!」


 綿菓子になった。


「はいどうぞ」


 わたしはわしのわたがしをたわしにわたした。


 でもたわしにはお口が無いの。


 だから綿菓子を食べる事はできないんだ。



 …………。



 無意味な時間が流れている内に。


「と、とにかくこのカードは貰っていくぞ!」


 かやちゃんは逃げるように去っていった。


「シャイニーマスカット……。一体何者なんだ?」


 シンクがそう呟いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ