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本の魔法使い エピローグ
図書館からの帰り道。
わたしはふと思った。
「ねえ、カードのおばさん」
「美人のお姉さんです。何でしょうか?」
無視されるかもと思いながらダメ元で話しかけてみたけど、意外と返事が返ってきた。
「もしかして魔法少女って、わたし以外にもいたりする? さっきわたしが召喚したっていうのは抜きで」
「いますよ」
「え! いるの!?」
「ええ、いますよ。でも、正確にはいたと言うべきでしょうか……」
「なんか意味深だね。続きを聞いてもいい?」
「いいですよ。ただし、その話は彼にも関係があります」
「彼?」
「ええ。あなたのお友達の雪丸君です。なので、彼も交えてお話しましょう」
それっきり、カードのおばさんは口を閉ざした。




