表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/68

狙われた親友 エピローグ

 仕事帰りのパパと買い物帰りのママが偶然揃って帰ってきた。


「みかん!! ちょっとなんなの! ひどい傷だらけじゃない! っていうかこの石膏像は何!?」


 ママはひどく困惑していた。


「遅くなってごめんなさい。それからこれはね、わたしが図工で作ったんだよ」


「ええ!! これみかんが作ったのかい! 凄いじゃないか!?」


「ちょっと、パパ! 今はそんなことどうでもいいのよ! みかんがいったい何をしてたのかってことを――」


 その時、カードが光った。


 するとパパとママは急に脱力して眠ってしまった。


「お困りのようですね」


 カードから声が聞こえた。


「あ! お節介なおばさん!」


「美人のお姉さんです」


「パパとママに何をしたの!?」


「そう目くじらを立てないでください。わたしはただ、あなたにお礼をしたかっただけなのですよ」


「お礼?」


「そうです。私を死守してくれたお礼です。あなたの両親を眠らせて、ほんの少し記憶をいじりました。あなたの都合と合致するように。……あ! それから、かやさん? でしたっけ? あなたの大親友の……」


「かやちゃんがどうしたの?」


「彼女も元に戻しましょう」


 カードに宿るお姉さんの言う通り、かやちゃんは元の姿に戻った。


「あれ? みかんどうしたの? そういえば、わたしなんか変な物を拾おうとして……」


「がや゛ぢゃ゛ーん゛!!」


「どうしたんだよ! って、なんなの!? このカオスな状況……まあ、よく分からないけど、よしよし」


 わたしは緊張の糸がぷつんと切れた――。



 その後、なんやかんやでカードのお姉さんは次々と魔法の痕跡を消していった。


「こんなものでどうですか?」


「すごい! あなたって便利なおばさんなんだね」


「美人のお姉さんです」



 翌朝――。


「行ってきまーす!」


 玄関のドアを開けると、犬の形をした石膏像があった。


 わたしはそれを見てハッとした。


「あ! ごめん雪丸…………すっかり忘れてた」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ