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狙われた親友 8
男は叫ぶ。
「さあ、これで終わりだああああ!!!!」
わたしは力いっぱい念じた。
すると――。
男の足元で、地面がボコボコとうねりを打つ。
男が来る前に描いておいたわたしの絵が、不安定な足場に変形していく。
「うわ!!」
男はバランスを崩して顔面から転倒する。
全身を迷彩服で覆ってもなお露出した唯一の部位。それが着地する先にあるものは……そう、あの弾丸だ!
「な! なんだとおおおおおお!!!!」
そして、男は石膏像になった。
「どう? 子供の浅知恵だって……捨てたものじゃないでしょう?」
わたしは改めて男の石膏像をまじまじと見つめる。
「これ、高く売れるかな?」
もう、日はすっかり沈み切っていた。




