狙われた親友 4
雪丸は言った。
『今オレ達は攻撃を受けている』と……。
きっと誰かがわたしを狙撃しようとしているんだ。ヒットした物を何でも石膏に変えちゃう魔法の銃で……。
もうすぐ日が沈む。
そしたら今日は諦めて帰ってくれる?
違う! むしろ逆だ!
きっと敵は確認をする為にすぐここへやってくる。
だったら……わたしのやるべきことはもう決まっている――。
しばらく待っていると、全身迷彩服で身を包む太った男が家の庭にやって来た。
っていうか、あの白い手袋はなに? なんで他は迷彩で統一しているのに手袋だけ白? ダッサ。
そのダサい男は狙撃銃を担いできょろきょろしている。
絶対、敵はこいつだ。
男は石膏像化した雪丸を蹴り飛ばした。
(雪丸ー!!)
わたしは心で叫んだ。
更に様子を伺っていると、あろうことか……なんと、かやちゃんの石膏像をべたべた触り始めたではないか!?
「ちっ、カードは持ってねーか……」
(#$%&ΓΠξж!!!!!!!!)
こ、こここここ、この大親友であるわたしでさえも絶対にお触りなんてさせてくれない……かやちゃんの肉体を、あろうことか、あんなデブが!!!!
あああああ!!!! このー! もうガマンならん!
わたしは右手にステッキ、左手に金属バットで男の背後に忍び寄る。
もちろん、使うのは金属バットの方だ。
そう、今のわたしは……石膏像のフリをした全身白塗りである――。




