狙われた親友 3
わたしは雪丸にタックルされた場所をさする。
「もう、急にどうしたの雪丸。痛いんですけど……」
「かやちゃんが消えたんだよな!? んでもって、そこにかやちゃん似の石膏像がある。……まずい、隠れろ!」
「何? 本当どうしたの? 急に……」
「いいから早く!!」
雪丸に促されて、近くの塀に身を隠す。
するとその瞬間、またもや凄い音がした。
「え、え!? 何!!」
音がした方を見ると、自宅の玄関ドアが……スチール製だったはずのドアが石膏と化している。
「ええええ!!?? ななな何が一体どうなってんのー!!」
「落ち着け! 今オレ達は攻撃を受けている。みかん、変身だ!」
「どうやって?」
「この間変身しただろ! カードを持って変身って言えばいいんだ。ほら、早く……」
「でも……」
「でもなんだ?」
「カード……部屋に置いてきちゃった」
「ああ~、馬鹿ー!!」
雪丸は引きつった顔をする。
「仕方ない……オレが取ってきてやるから、ちょっと待ってろ!」
雪丸は塀から飛び出す。
でもその時、わたしはあることに気付いた。
「あ! 待って雪丸」
「なんだよ!」
「ごめん、カード……ポッケの中にあった」
瞬間――。
ドシュ!!
弾丸の様な物が飛んできて雪丸にヒット。
「ああ~、この馬鹿ー!!!!」
雪丸は石膏像になってしまった。
「雪丸ー!! まったく、無茶しやがって……」
わたしはカードを見つめて唱える。
「変身!」
カードからオレンジ色の光が出てわたしの身体を包み込む。
わたしの服がこの間と同じ衣装に変化した。カードもステッキになった。
「魔法少女! ジューシーミカン!! 只今惨状!」
ふと、かやちゃん|(石膏像の姿)の視線がこっち向きのような気がした。
「いやーん、かやちゃんのエッチ!」




