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狙われた親友 1

 結局かやちゃんはわたしの部屋に来て、雪丸を抱いていた。なんだか顔が綻んでいる。


「ああ~、このモフモフやっぱたまらないわー」


「ああー! 雪丸ばっかりずるーい! わたしもモフモフしてー」


 わたしはかやちゃんに飛びつく。


「うわ! お前は抱き着いてくんなよ! 暑苦しい!!」


 その時、窓がドンドンドンと叩かれるような凄い音がした。


 窓がまるで壁のようになって、部屋が暗くなった。


「え、なに? 停電?」


 困惑しているかやちゃん。


「本当、急にどうしちゃったんだろう……」


 ところで、むしろこれはチャンスなのでは?


「うわー、これじゃー、かやちゃんがー、どこにいるのかー、わからないではないかー」


 こういう時、つい棒読みになってしまうのはわたしの悪い癖だ。


「かやちゃんはどこだー、ここかなー、これだなー」


 わたしは、これでもか! という程かやちゃんにスキンシップをしまくった。


 近頃のかやちゃんはずいぶんとモフモフなお身体をしてらっしゃる……。


 そう、これは事故を装った完全犯罪だ。


「なあ、みかん……暗いからもう電気つけるぞ」


 あれ? 後ろからかやちゃんの声がする。


 電気がついた。


 わたしがさっきからお触りをしていたのは、白い犬だった。


「なんだよー! 雪丸かよー!」


 文句を言うわたしに対して、雪丸の視線は冷たかった。

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